安田顕、吉沢亮演じる小児科医の先輩役で“月9”出演「どうか多くの方に届くドラマに」<PICU 小児集中治療室>
10月にスタートする吉沢亮主演のドラマ「PICU 小児集中治療室」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)に安田顕が出演する。
同ドラマは、広大ゆえ「大規模なPICUの運営は極めて困難」と言われる北海道で、吉沢演じる小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)が先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICU(Pediatric Intensive Care Unitの略称。小児専門の集中治療室)を作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。“子どもの命”をテーマに「生きるとは」「命とは」「家族とは」という問いに真っ正面から向き合うメディカル・ヒューマンドラマ。
安田顕、小児集中治療のパイオニア医師を演じる
安田が演じるのは、武四郎(吉沢)が勤務する北海道の丘珠(おかだま)病院にPICUを新設するため、東京からやってくる小児科医・植野元(うえの・はじめ)。安田は、2016年放送の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第1話にゲスト出演して以来6年半ぶり2回目の月9出演。レギュラーキャストとしての月9出演は今作が初となる。
吉沢亮“武四郎”と安田顕“植野”が5歳の少女を受け入れ…
植野(安田)は、アメリカでPICU医の資格を取得。帰国後は日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア。穏やかな口調で物腰は柔らかく、常に子どもの目線を忘れない心優しい小児科医だ。小児救急に携わり続け、時に目を背けたくなるほどつらい現実や別れを幾度となく経験してきた。
未熟でまだ何も経験していない武四郎のことを“しこちゃん先生”と呼び、根気強く指導する。北海道に来るまでの間、全国各地でPICU開設に尽力。地道な活動によりPICUは着実に日本全国へ広がりつつあるが、最後の砦(とりで)として立ちふさがったのが広大な大地をもつ北海道。そんな日本一広大な自然を相手に、植野は「医療用ジェット機を運用する日本屈指のPICUを作る」という目標を掲げる。
しかし、立ち上がったばかりのPICUは人材不足で急患を受け入れられる状態ではなく、武四郎は“死”と無縁の世界で生きてきたため急患対応の経験もなければ覚悟もない。そんな中、稚内市の病院から「5歳の少女が転院先を探して4時間も待機している」という衝撃の電話が入る。
「私たちまだ準備が…」と皆が困惑する中、「どんな状況のどんな子どもでも受け入れる」という植野の確固たる信念に従い、少女を受け入れることになる。発展途上にある真っさらな武四郎と、幾度となく“救えた命”と“救えなかった命”と向き合ってきた植野。幼い命を守るため、二人は過酷な現実に立ち向かう。