東京の魅力を再発見する情報番組「ぐるり東京 江戸散歩」(毎週土曜昼11:30-12:00、TOKYO MX)。8月27日放送回のテーマは“江戸時代の収納”。当時の旅行かばんにあたる“振り分け荷物”や、珍しい車輪付きたんすの実物が登場した。番組レギュラーの森マリアとゲストのモデル・藤井サチは、便利な風呂敷活用術も体験。“ステキ女子”に近づける!と藤井も太鼓判を押した、そのテクニックとは?
江戸時代の“車輪付きたんす”が珍しい理由は?
かつて「川崎宿」という宿場町があった神奈川県川崎市。旅じたくの町人と町娘のコスプレで登場した森と藤井がこの地でまず訪れたのは「東海道かわさき宿交流館」。ここでは、江戸時代の旅荷物収納を見ることができるという。
江戸時代、旅人は1日10里、40㎞もの距離を徒歩で進んだ。そこで少しでも荷物を軽くするため使われていたのが、竹や柳で編んだ小さな箱を真田紐などで結んだ“振り分け荷物”だ。
中に入れていたのは、矢立と呼ばれる携帯用の筆をはじめ、扇子や糸・針、懐中鏡、日記帳など。小さな箱にぴったり収まるよう工夫が凝らされた当時の旅じたくを知り、2人は「中に入れる物もコンパクトに作られてるんですね~!」とビックリ。江戸時代の機能美を実感した様子。
品川区西五反田にある「THE HOME」では、江戸時代の“たんす”の歴史をお勉強。階段箪笥(だんす)など機能性にも工夫を凝らしたたんすのほか、持ち運びできるよう車輪をつけた“車箪笥(くるまだんす)”も登場した。
じつはこの車箪笥、明暦の大火の際に道をふさいで大渋滞を引き起こしたことから幕府から禁止令が出され、現存するものが非常に少ないという。珍しい車箪笥を目の当たりにした2人は「貴重なものなんですね!」と唸っていた。
風呂敷を使いこなして“ステキ女子”に!
中央区日本橋人形町にある風呂敷の専門店「東京唐草屋」では、“もっとも身近な収納”風呂敷を使った収納術のレクチャーを受けることに。ものを包んで保管したり持ち運ぶための布が“風呂敷”と呼ばれ、庶民に親しまれるようになったのが江戸時代ごろなのだそう。