AKB48国内6グループのメンバーの中でもっとも魅力的な歌い手を決めるプロジェクト「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。2022年1月に開催した第4回決勝大会でベスト8(ファイナリスト)に勝ち進んだメンバーらによる一夜限りのライブイベント「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」が、8月31日に東京・立川ステージガーデンで開催された。
卒業間近の古畑奈和「緊張しております」
1位の岡田奈々(AKB48)をはじめ、池田裕楽(STU48)、矢野帆夏(STU48)、古畑奈和(SKE48)、清水紗良(STU48)、三村妃乃(NGT48)、今村美月(STU48)、坂本愛玲菜(HKT48)のファイナリスト8人に、審査員特別賞の村山彩希(AKB48)を加えた9人が出演。バンド生演奏による「Overture」が流れる中、出演メンバーたちは客席の中を歩いてステージへ上がり、まずは全員で「群青」(YOASOBI)を歌い上げた。
メンバー紹介の後は、9人がそれぞれソロによるパフォーマンスで、大きな会場のステージを独り占めに。オープニングで、村山が「ここにいるのが夢みたい」、古畑は「最年長、一番緊張しております」などと語っていたが、9人は気持ち良さそうに堂々と歌い上げる。「ロミオとシンデレラ」を歌った三村は「今日は初音ミクちゃんの誕生記念日なんです」と、今回で「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」は最後と明かしていた岡田は「ファイナリストライブはいつも格好良い曲ばかりやろうと思っていたけど、最後くらいかわいいのをやろうと思った」と選曲の理由を語った。
ソロ曲の後は、この日限りのユニットコーナー。STU48の矢野と池田が「長い間」(Kiroro)を、SKE48の古畑とNGT48の三村は「ギラギラ」(Ado)、AKB48の村山、STU48の今村と清水は「年下の男の子」(キャンディーズ)、AKB48の岡田とHKT48の坂本はMrs.GREEN APPLE(feat.井上純子)の「点描の唄」を披露。続いての「歌唱力No.1決定戦ヒストリー」では、予選や決勝で披露された曲を中心に一人ずつ歌唱した。
STU48曲に元キャプテン・岡田奈々が参加
そして、4つ目のパートはグループごとのパフォーマンス。AKB48の岡田と村山は「根も葉もRumor」、SKE48の古畑は「チャイムはLOVE SONG」、HKT48の坂本は「僕だけの白日夢」、NGT48の三村は「情熱の電源」を披露。最後に登場した今村、矢野、池田、清水のSTU48「風を待つ」では、途中から3月で兼任解除となった元キャプテン・岡田も加わるサプライズ。今村は「奈々さんとまた歌うことができてうれしかったです。爽やかな風が吹いたんじゃないかなって思います」と感想を述べ、岡田も「うれしかった」と笑顔を見せた。
終盤は、「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」1位・池田に贈られた「気にならない孤独」、「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」1位・岡田に贈られた「壊さなきゃいけないもの」、本編最後の曲は全員で「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」ファイナリストによるシングル曲「はじまりの唄」(Nona Diamonds)と、同イベントで生まれた楽曲を披露した。