そして、この映画の日本上映に関して特別応援を務めた“日本の雷様”高木ブーがジャズ~ハワイアン~ロックの経験を持つミュージシャンでもあるということと関係があるのかは分からないが、今回の挿入曲にはひときわ力が入っているように思えてならない。音楽好きの仲間と一緒に見れば、曲当てクイズ状態になること間違いなしだ。
エンヤ「オンリー・タイム」、ABBA「アワ・ラスト・サマー」、ディオ「レインボー・イン・ザ・ダーク」、ガンズ・アンド・ローゼズにいたっては「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」「パラダイス・シティ」「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」「ノーヴェンバー・レイン」と、すごい推しっぷりだ。ガンズは11月に来日予定であり、ぼくも行くつもりだが、プログラム中に「ソー・コーナー」か何かを作って、これらの曲をまとめて爆音でやってくれたらと夢見てしまった。
なお、映画本編だけでなく9月8日から「マーベル・スタジオ アッセンブル ソー:ラブ&サンダーの裏側」が早くも配信開始。「スター・ウォーズ」シリーズなどでもメガホンを取っている今作のタイカ・ワイティティ監督のこだわり、演出のすごさなどをキャスト陣が語るインタビューや、「スター・ウォーズ」の「マンダロリアン」でも導入された「ボリューム」と呼ばれる360°すべてをデジタル背景にできる技術についても触れられている。それにより現実のセットとデジタル世界を融合することができ、あの壮大なスケールの惑星の雰囲気が映像に表われているのだな、と驚かされた。
ちなみに、劇中の新アスガルドにあるアイスクリーム屋さん「インフィニティ・コーンズ」の名前は、「インフィニティ・ストーン」をもじってクリス・ヘムズワースがつけたとか。本人(クリス)がメイキング映像内で語っている。そんな裏ネタも知ることができるので、“ソー”ファンがこれを見れば、それこそ「So Fun」な気分になれるはずだ。
配信後、「ソー:ラブ&サンダー」に寄せるSNS上の反響を見ると「コメディ色強くて面白い」「ガンズにテンションが上がる」「純粋に面白かった~!」など、本当に幅広く、いろんな箇所に注目が集まっていることが分かり、視聴者の熱気に圧倒された。あらゆる見方に対応でき、あらゆる視点でとらえても面白味を味わえる、「ソー:ラブ&サンダー」はそんな作品である。
◆文=原田和典
「ディズニープラス」期間限定1カ月間199円
2022年9月8日に実施された「ディズニープラス・デイ」を記念し、9月8日~9月20日(火)15:59の期間中、「ディズニープラス」に新規加入/再加入すると、最初の1カ月は199円(税込)のウェルカムプライスにて利用可能。(※各種条件など詳細は公式サイト参照)■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「ソー:ラブ&サンダー」を見る
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■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「マーベル・スタジオ アッセンブル ソー:ラブ&サンダーの裏側」を見る
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