俳優の竹内涼真と横浜流星が8日、都内で行われた映画「アキラとあきら」大ヒット御礼舞台あいさつに、メガホンをとった三木孝浩監督とともに登壇した。
同時期に特撮ヒーローを演じていた2人だが、共演は今回が初だったそうで、本作でダブル主演を務めた感想を求められると、竹内は「(ヒーローをやっていた際) なぜか交わらずに、東映撮影所でもなぜか話さずにきて、でもお互いのことを知っていて。(今回)もう1人のあきらが横浜流星くんだと聞いて、“今、一緒にやれるんだ”と思って嬉しかったです」と声を弾ませ、「実際にやってみると、考えているポイントだったりタイミングとか、絶妙な部分でマッチする部分があって、熱くて真面目なんですよね。僕は熱くて真面目な男が好きです」とラブコール。
横浜も「今やれてよかったです。特撮が終わって数年後だったら、こんなに距離が縮まっていないと思いますし、お互いとがっているものが取れて丸くなり、あのとき戦っていた2人がまたここで戦えるというのは感慨深い」といい、「僕も裏表なく熱い人が大好きなので、そういう人と仕事ができるというのは幸せなことなので、撮影はすごく楽しかったです」と相思相愛ぶりを明かした。
また、宿命がキーワードになっている本作にちなみ、自身も宿命はあると信じるか質問され、2人揃って「わかりません!」と答えた竹内と横浜だったが、三木監督から「宿命はわからないけど巡り合わせはあると思います。このタイミングでこの2人でできるというタイミングというか運命ってあるんだなと感慨深かった」と声をかけられると、竹内は「確かに、タイミングはあるかもしれないです。宿命という言葉だけで括ってしまうと難しいんですけど、(ある仕事が)こういう形で自分のところに回ってきたんだったら、宿命という言葉を使うんだったらやる宿命だったのかなって感じながら『やります』と言うときはあります」としみじみと語った。
◆取材・文=風間直人