大泉洋が主演、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウが出演する映画「月の満ち欠け」が12月2日(金)に公開。公開に先立ち、主人公一家の物語を感じさせる場面写真が解禁された。
“27年間”を演じた大泉洋の表情
大泉は本作の主人公・小山内堅(おさない・つよし)を演じる。小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性、正木瑠璃(まさき・るり)に有村。正木瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦(みすみ・あきひこ)に目黒。小山内の妻・梢(こずえ)に柴咲。今回初解禁となった場面写真は、大泉演じる小山内一家を写し出した4つのシーンだ。
娘の瑠璃が生まれ、堅が誕生したての我が子を大事そうに抱きかかえる瞬間や、小山内夫妻がまだ幼い瑠璃(阿部久令亜)を連れて夏の海辺へキャンプに出かけたシーン。この場面では、 堅とその妻の梢、そして瑠璃が砂浜から空を見上げているが、視線の先には月がある。笑みがこぼれる両親に対し、“満ちては欠ける”月を瑠璃が不思議そうに眺める表情が印象的だ。
一家団らんを楽しむ様子が捉えられた1枚では、家族の仲の良さと18歳になった瑠璃 (菊池日菜子)の成長が伝わってくる。打って変わって、一人哀愁を漂わせたたずみ、寂しげな表情を浮かべる堅の姿を写した場面も。 大泉は、本作で27年に及ぶ期間を演じきり、写真をたどるとその歴史を感じられ物語への期待が高まる。
「愛する人にもう一度」“奇跡”が紡ぐ恋物語
「月の満ち欠け」(岩波書店刊)は、第157回直木賞を受賞し、累計発行部数56万部を超える佐藤正午によるベストセラー小説。愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃” という名の女性の存在で交錯する。「愛する人にもう一度めぐり逢いたい」という想いが起こした”奇跡”が紡ぐ壮大なラブストーリーだ。
大泉、有村、目黒、柴咲のほか、有村演じる正木瑠璃の夫・竜之介(りゅうのすけ)には田中圭、小山内にある事実を伝える、娘の親友・緑坂ゆい(みどりさか・ゆい)に伊藤沙莉らも出演。
監督は 「余命1ヶ月の花嫁」(2009)、「ストロボ・エッジ」(2015)ほか、リアルな人間描写と圧倒的な映像美に定評のある廣木隆一。 脚本は『映画 ビリギャル』(2015)、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(2018)など、コメディから感動作まで幅広いジャンルを手がける橋本裕志が務める。