9月20日(火)より、実写版「闇金ウシジマくん」シリーズの新章「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」(毎週火曜深夜1:28-1:58ほか、TBSほか)がスタートする。
原作は法外な金利で金貸しをする闇金融業者と債務者たちの人間模様や社会の闇を描いた人気漫画「闇金ウシジマくん」。2010年に山田孝之主演でTVドラマにて実写化され、その後約6年に渡り実写版シリーズは続いた。
本作はそんな実写版シリーズの6年ぶりの新作。丑嶋(うしじま・かおる)(山田)の最大の宿敵である女闇金・犀原茜(さいはら・あかね)(高橋メアリージュン)を主人公に、女性でありながら非合法な金貸しとして生きる彼女がヤクザたちにつけこまれ、理不尽な要求を受けながらも裏社会で生き抜く様を描く。
今回、犀原率いる闇金融「ライノーローン」で訳あって働くことになった役者志望の若者・硲悠斗(はざま・ゆうと)を演じるのが宮世琉弥だ。本作から実写版「闇金ウシジマくん」シリーズへの参加となる宮世に、本作の魅力や撮影現場のエピソードなどを聞いた。
すごいことが起きているな、と思いました
――人気シリーズ「闇金ウシジマくん」に出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。
「ウシジマくん」は僕が小さい頃から放送されていて知っていた作品だったので、自分がまさか10年後に携わらせてもらえるとは思わなかったです。なので、なかなか実感が湧かなくて、自分が「ウシジマくん」に出ていた方たちと一緒にお芝居をしているというのは絶対に10年前には想像がつかなかったですし、僕からしたら皆さん“テレビの中の存在”という感じだったので、すごいことが起きているな、と思いました。
――実際に撮影に入って、いかがでしたか?
撮影に入ると、実感がだんだんと湧いてくるという感じでした。あとは母親が「ウシジマくん」の大ファンなので、親孝行できているな、と(笑)。
――ご家族からはどんな言葉を?
母は「(出演するのは)すごいことだよ!」「本当に頑張って!」って言ってくれました。
父は出演することに純粋に驚きつつ「絶対に見る」って言って応援してくれて。父は僕の作品を全部見てくれているんですが、感想を言うというよりたぶん隠れて拍手していてくれる人なんです(笑)。でもたまに会うと「演技うまくなったな」とか言ってくれるんです。
尊敬している両親なので、どちらもすごくうれしかったですね。
犀原は、メアリーさんにしかできない役
――高橋メアリージュンさん演じる犀原茜を目の前にしてみて、いかがでしたか?
メアリーさんは本当にもう、包容力の塊のような方なんです。僕のクランクアップのときにも、すごくいい箱に包まれているアロマを下さったり。
でも役に入ったら本当に迫力がすごくて、やっぱりメアリーさんにしかできない役だなぁと思いながらいつも見てました。たまに犀原が何を言っているか分からないときもあるんですけど…メアリーさんご本人も「あれここ何て言ってたっけ?」って言っていたり、編集するときに山口(雅俊)監督も「ちょっとこれ何言ってんだ?」って言い始めたりすることもあります(笑)。