そんな小田が思うモーニング娘。の“強み”は、「泥臭さ」。「カメラにキレイに映ることよりも歌詞を伝えたい!という意識があって、体育会系と言われますけど、床を這ってでも前に出るというのが25年変わってないところだと思います」とその理由を答えた。
6月に加入したばかりの櫻井は「情熱」と回答し、「どんな時も全力でお客さんに気持ちを届けたいという熱意や情熱があるのがモーニング娘。だと思っています。今、このグループの一員としてここに立つことができているので、これから皆さんに情熱を与えられるような存在になっていきたいです」と力強く理由を答えた。
この秋のコンサートツアーを最後にグループから卒業する加賀。「私は研究生の期間を含めるとハロー!プロジェクトにいた時間はおよそ10年になります。その間、いろんなお仕事をさせていただいて、自分の中でもっともっと前に進みたいという気持ちになりました。ハロー!プロジェクトで自分ができることは全部やり尽くせたという気持ちもあったので、ダンスのスキルを磨くために卒業を決めさせていただきました」と卒業の理由を明かした。
「ハロプロダンス部などでいろんなダンサーの方と交流させていただいて、『こういう世界があるんだ!』って刺激をいただきました。憧れているRIEHATAさんというコリオグラファーの方がいらっしゃって、その方が世界のアーティストにダンスをつけてらっしゃるのを見て、世界で活躍するのってかっこよくてすごいことだなって。言葉の壁を越えて、世界の人とダンスを作れたらいいなっていうのが野望です」と卒業後の目標を語った。
すると、石田が報道陣に紛れて「モーニング娘。の石田も“ダンスマシーン”と呼ばれてきたんですけど、そんな石田さんから教わったことは?」と質問。加賀が「石田さんから教わったことは表現力。私は表情筋が固かったりするので、感情を表に出すことがダンスを通してでもあまりできなかったんです。そういう部分は石田さんからたくさん学ばせていただきました(笑)」と答えると、石田と「確かに、顔でたくさん踊ってきました! 以上です!」と笑顔で囲み取材を締めくくった。
◆取材・文=田中隆信
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