河合郁人(A.B.C-Z)が、10月7日に都内で開催されたアニメーション映画「バッドガイズ」(公開中)の初日舞台あいさつに登場。尾上松也、安田顕、長田庄平(チョコレートプラネット)、ファーストサマーウイカと共に、アフレコ時のエピソードなどを語った。
構想6年の話題作
同映画は、児童書にしてニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たした同名コミックを原作に、ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションがタッグを組み、構想6年をかけて生み出した最新作。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団〈バッドガイズ〉が、ひょんなことから悪の陰謀に気付き、悪いやつらが世界を救うという前代未聞のミッションに挑む。
ラテン系“肉体派”で歌が得意な「ピラニア」の日本語吹き替え版キャストを務める河合は、劇中で歌も披露している。歌唱シーンについて「声は変えなくていいけど、『アイドルの河合郁人ではない歌い方にしてください』って言われたんです。でも、常に“アイドル”として歌っているので、そこが難しかったです」と語ると、なぜか客席から笑いが。その空気を敏感に察知した長田が「何で笑いが起きるの?」と客席にツッコむと、河合も「おかしいぞ…今日は味方(ファン)がいるはずなんだけど…」と苦笑いし、さらなる笑いを誘う。
ウイカも「味方が笑ってますよ!(河合の)団扇勢が…」、長田が「アイドルとして応援しに来てるんだよね?」と不思議がると、河合はファンの思いを代弁するように「でも、こういう(ファンとの)関係でデビューして10周年たったので、通常営業ですね」と“普段通り”を強調した。
松也「河合くんの歌声は楽しかったです
続けて、MCから歌入れのコツについて聞かれると「表情です。ピラニアの動いている表情を見ながら大きい体を動かして歌うというのが一番やりやすかったです」と明かす。
そんな河合の歌声について、松也は「最高でしたよ。僕が後半の部分の吹き替えを別日にしたとき、皆さんの声も入っていて、河合くんの歌声も確か入ってたんですよ。もうめちゃくちゃ楽しかったですよ。あのシーンは僕はほとんどしゃべってなくて、ダンスしながらウィスパーな息づかいを入れるだけだったんで、ほぼ見ているだけだったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったです。伸びやかな声が」と絶賛。
それを受けて、河合は「でも、人によっては物まねが入ってるって。(よく物まねをする)木村(拓哉)さんが入ってるってスタッフさんに言われたんですけど、全然入れてないんですよ。『河合郁人を入れないで』って言われているのに、木村さんを入れるわけないじゃないですか(笑)。間奏のところで、『フォー』とか『フゥ~』みたいなところがあって、『あそこ絶対意識してますよね』って言われたんですけど、(つい)出ちゃっているというか、顔が似ているから(声も似ちゃう)というのもあるんですけど…」としれっと“木村似”をアピール。
相変わらず失笑気味なリアクションの客席に、松也もたまらず「なんか…失笑が正解なんですね?と」確認すると、河合は「これ正解ですよ!」と即答。「(これでも)いつもより多めに笑ってくれてますよ」とポジティブに語った。
大ヒット公開中
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