「スター・ウォーズ」シリーズのオリジナルドラマ第4弾として9月21日から配信がスタートした「キャシアン・アンドー」。「マンダロリアン」「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」「オビ=ワン・ケノービ」に続く本作は、「スター・ウォーズ アンソロジー・シリーズ」の第1作として2016年に公開された「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で冷静沈着な情報将校として命懸けのミッションに挑んだキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ/日本語版の声:加瀬康之)が主人公。第3話では、幼少期のキャシアンと“命の恩人”との出会いのシーンが描かれた他、“現在”のシーンでは激しい銃撃戦が展開し、物語が大きく動き出した予感にゾクゾクする回となった。(以下、ネタバレを含みます)
同作は、帝国軍が銀河を支配する暗黒の時代を舞台に、これまで「スター・ウォーズ」の歴史において常に要となる存在であった反乱軍の誕生が描かれる物語。9月21日に第1〜3話まで一挙配信され、9月28日からは毎週水曜に1話ずつ、ディズニープラスにて独占配信されていく。
キャシアンとマーヴァの出会い
同ドラマは“現在”と“過去”のカットバックによって、今起きている出来事とキャシアンの幼少期の記憶が並行して分かっているようになっており、第3話は“過去”のシーンからスタート。墜落した飛行船の所に少年少女の集団と一緒に向かったキャシアンだったが、全滅したと思っていた乗組員の1人が生きており、リーダー格の少女を銃殺。吹き矢で応戦して唯一の生き残りの息の根を止めたが、撤退することに。しかし、キャシアンは1人残って船の中に乗り込んでいく。船内は見たことのない機械が並び、仲間を殺された怒りか、未知なるものへの恐怖からか、キャシアンは叫びながら機械を破壊していく。
そこに現れたのが、“現在”でキャシアンと一緒に生活しているマーヴァ・アンドー(フィオナ・ショー)だった。目的は“燃料タンク”と話していたので、墜落船などを狙ったトレジャーハンター的なことをしていたことが想像できる。
船は共和国のものだったらしく、キャシアンを「見殺しにはできない」と連れ出すことをマーヴァは決意するが、一緒にいたクレムは反対。しかし、「共和国の人間を殺したから報復される」とやはり見殺しにできないと言い、眠り薬をキャシアンに打ち強引に連れ去った。この場面によって、キャシアンとマーヴァの関係性が見えてきた。置き去りにされていたらキャシアンの命はなかったはず。そういう意味でも、マーヴァはキャシアンにとって命の恩人ということになる。
そう考えると、単なる過去の回想などではなく、“現在”に通じる緊迫感たっぷりなシーンだったわけで、ことの重大性に思わずゾクッとした。そして第1話でキャシアンが“妹”を捜していたが、そういうふうにずっと妹を捜し続けてきたことも分かった。同時に、“ケナーリ”出身だということをマーヴァが伏せてきた理由も明らかに。なるほど。それでマーヴァはあれほど怖い顔でキャシアンを追及したのか。
キャシアンを知る男・ルーセンと接触!
そして“現在”では、マーヴァの所にキャシアンを探しているプリ=モーの部隊が到着。マーヴァは誤魔化そうとするが、まさに最悪のタイミングでキャシアンがビー(B2EMO)に通信してしまい、居場所を機械で探知されてしまった。結局、キャシアンはビーともマーヴァとも連絡できず。
そうこうしている間に、NS-9のスターパス・ユニットの“買い手”であるルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)が待ち合わせ場所の廃工場にやってきた。キャシアンは「動作は保証する」と新品だと主張して高値で吹っかけるが、ルーセンはこれを手に入れられるのは「帝国のスパイ」「有力者の代理」「有能な人材」のいずれかだと問いただす。「自分で手に入れた」と言い、キャシアンは手に入れた方法を伝えた。「制服と工具があればできる。奴らは傲慢で力を過信している。俺みたいな奴が忍び込んで盗みを働くことを想像もしていない」と。
すると意外な展開に。ルーセンはスターパス・ユニットが欲しかったのではなく、キャシアンという“有能な人材”を欲しがっていることが分かった。キャシアンのことを知っていただけではなく、マーヴァの夫・クレムが帝国によって処刑されたことも知っていて、キャシアンは混乱して銃を突きつけるが、「クソ共と戦いたいだろ」という言葉で説き伏せられる。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/star-wars-andor/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/rogue-one-a-star-wars-story/
▼ ディズニープラス特集ページはこちら
Happinet
Happinet