細田佳央太が主演を務め、朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)にて放送される朝ドラマ「クレッシェンドで進め」(毎週月~金曜朝7:53ごろ)が、10月17日(月)よりスタートする。この度、主人公の樫浩太(かし・こうた)を演じる細田が取材に応じ、朝ドラマで主演を務める心境や撮影時のエピソード、学校行事の思い出などを語った。
同ドラマは、宇仁田ゆみによる同名コミックが原作。バラバラの考え方や個性を持つ高校3年生が、大学受験目前の「合唱コンクール」を通して徐々に一つのハーモニーを作りあげる青春ドラマ。合唱はもちろん、大学受験や“全員が片思い”という恋の悩みも描かれ、一筋縄ではいかない青春が朝の5分間に開幕する。
「クレッシェンドで進め」ストーリー
長野県松本市のとある高校。高校3年生の受験前、理系クラスの教室でじゃんけんに負けた樫は、合唱コンクール委員に選ばれてしまった。そんな中、同じ委員の藤田(出口夏希)は「このクラスは合唱コンクールで優勝を目指します」と“優勝宣言”をする。クラスメートたちは、女子生徒が少ない理系クラスであることや、受験を控えていることから、合唱コンクールにあまり乗り気ではない様子。考え方もバラバラなクラスメートたちが、一筋縄ではいかない最後の合唱コンクールに挑む。
「水沢林太郎くんとはなんでも相談できるような仲。安心できる存在です」
――台本を読んで、作品への印象はいかがですか?
久しぶりの学園モノかつ合唱がテーマということで、ドキドキしています。それぞれの登場人物に丁寧にストーリーがある物語なので、それがクラスにどう影響していくのか楽しみです。朝、家を出る前に見ていただけることが多いと思うので、爽やかなものにできるように頑張りたいです。
――樫くんは「家庭教師のトラコ」で演じていた守とは正反対の印象を受けたのですが、細田さんは樫くんにどのような印象を抱きましたか?また、撮影ではどのようなことを意識していますか?
どちらかと言うと樫くんのほうが僕の素に近くて、守の方が遠いんですよ。樫くんはクラスのみんなに支えられているようなキャラクターなので、イメージはそんなに固めず、ゆだねるところはみんなにゆだねてしまおうという感覚です。
朝ドラマは1話5分、全45話なので、撮影するシーンが一日の中ですごく飛ぶことがあるんです。なので、前後のつながりや、樫くんがその時にどのようなテンションなのかを考えながら演じています。5分間でドラマを伝えるのはすごく難しいですが、みんなで一生懸命団結して撮影を頑張っています。
――樫くんは素に近いということですが、似ていると思うところはどのようなところですか?
樫くんはあまり目立たないように生活しているキャラクターなのですが、僕もあまり目立ちたがりではなく、高校時代は人の目を気にして過ごしていたので、そこが似ているなと思います。