「スター・ウォーズ」シリーズのオリジナルドラマ第4弾「キャシアン・アンドー」が配信中だ。2016年公開の映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に登場する反乱軍の情報将校であるキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ/日本語版の声:加瀬康之)を主人公にした本作は、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズの中でもスパイ・スリラー要素が強い一作。「スター・ウォーズ」ファン歴44年である俳優・歌手の及川光博も「『キャシアン・アンドー』は、仄暗い『スター・ウォーズ』って感じだよね」と、ドラマの特徴について語った。
同作は、帝国軍が銀河を支配する暗黒の時代を舞台に、これまで「スター・ウォーズ」の歴史において常に要となる存在であった反乱軍の誕生が描かれる物語。9月21日に第1〜3話まで一挙配信され、9月28日からは毎週水曜に1話ずつ、ディズニープラスにて独占配信されている。
WEBザテレビジョンでは9月16日に行われた映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」IMAX上映スペシャルトークイベントにゲスト出演した及川にインタビューを行い、 “SW”シリーズにハマった理由やキャシアンの魅力について、今後ドラマ化してほしいキャラクターなどを聞いた。
「あの世界観に驚きつつ、夢中になりました」
――まずは、44年も「スター・ウォーズ」ファンを続けている、その理由は何だと思われますか?
出会いが8歳だったことが大きいと思います。8年しか生きていない頭脳に、どか〜んとインパクトを与えられた。あの世界観に驚きつつ、夢中になりました。しかも2〜3年に一度は新作がやってくるので、もうお祭り状態。さらにエピソード6の次はエピソード1で「戻るんだ!」と驚きました。
恐らく、制作サイドも「スター・ウォーズ」のファンで、我らオタクたちの予想の斜め上を行って驚かせようと真剣に考えているんだと思います。いや、むしろ作り手こそオタクで、“SW愛”が循環し続けているんだと思います(笑)。
――だからこそ、オリジナルドラマシリーズも次々と登場してくるんだと思います。
でも、僕は言いたいです! (新作は)ゆっくりでいいんですよと(笑)。急がないでいいからと!(笑)
――最初の「マンダロリアン」のシーズン1が2019年、シーズン2が2020年、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」が2021年、「オビ=ワン・ケノービ」が2022年5月に配信をスタートして、9月から「キャシアン・アンドー」。すでにアソーカ・タノが主人公になるシリーズも発表され、2023年配信予定ですが、及川さんがドラマ化してほしいキャラクターはいますか?
ドゥークー伯爵ですね(エピソード2、エピソード3に登場)。やはりライトセーバーを使ってほしいんですよ、画的に。しかし、シス(暗黒時代)の方々が主人公というのはなかなかヘビーだと思うので、ジェダイの時代の人々を。だから、ドゥークー伯爵やメイス・ウィンドゥですね。アソーカ・タノは人気キャラクターなので、こちらも楽しみですね!
――ちなみに、及川さんは映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の日本語吹替版に声優でカメオ出演されましたが、もし、好きなキャラクターの吹き替えをしていいよと言われたら、誰の声をしたいですか?
自分の声が流れてくると作品に集中できなくなるので、もしそのようなお話を頂けた場合は丁重にお断りしますが、聞かれたのでこのインタビューの中だけで妄想いたしますと…ハックス将軍(エピソード7、エピソード8)です。映画「ローグ・ワン」ですと、オーソン・クレニックでしょうか。裏切るんじゃないか?とか、敵役なのにラスボスじゃないみたいな役どころに慣れているので(笑)。
キャシアンの魅力は「ヒーロー性のなさ」
――今回の「キャシアン・アンドー」の主人公であるキャシアンは、映画「ローグ・ワン」の登場人物ですが、やはり映画を見てからドラマを見ることを推奨されますか?
そうですね。ドラマは映画の5年前ということなので、「ローグ・ワン」に登場していたキャラクターもドラマに顔を出すでしょうから。そして、複合的な楽しみ方として、時代が同じ「スター・ウォーズ 反乱者たち」というアニメーションシリーズのキャラクターも登場するのではないかと予想しているので、こちらも見ておいて損はないと思います。
――及川さんは、キャシアン・アンドーという男のどんなところに魅力を感じましたか?
ヒーロー性のなさです。活発な印象でもないし、熱血漢にも見えない。悲しみをたたえている仄暗い主人公で、しかもヒゲ面。ただ、ヒーロー感がないからこそ、よりスパイ・スリラーの味わいが濃厚に感じられるのではないかと思います。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/star-wars-andor/
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