<舞いあがれ!>永作博美、“世間のお母さん”たちへメッセージ「みなさんが励まされる朝に、絶対にします!」
放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK総合ほか)に出演している永作博美から、インタビューコメントが到着した。
永作演じるヒロイン・岩倉舞(福原遥)の母・めぐみは長崎県の五島列島出身で、大学時代に浩太と出会い、中退して駆け落ち同然で結婚し、2人の子どもを育てながら、町工場の仕事も手伝っているという役どころ。舞や悠人が幸せになるように手厚く守ろうとする家族愛にあふれた母親だ。
直感的に「あ、やりたい!」と
ーー「舞いあがれ!」に出演することが決まったときのお気持ちは?
最初にお話をいただいた時に「舞いあがれ!」というタイトルだけで、直感的に「あ、やりたい!」と思いました。いいタイトルだなと感じたんです。“朝ドラ”は、やはり朝に見るもの。なるべく朝のすがすがしさにふさわしい状態でいたいですね。台本のひと言ひと言を大切に演じたいです。毎回大事なことが繰り広げられている15分なので、どのセリフも逃せないんですよ。“朝ドラ”を初めて演じる者からすると、台本がどんどんやってくるという感覚もあります。でも、物語の先が見えているのは、演じる上でありがたい話です。
自身が母であることは「お母ちゃんを演じる上では大きな材料」
ーーご自身の役柄についての印象(ご自身との共通点・異なる点など)や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などを教えて下さい。
めぐみは大変頑張り屋さん。若い時からずっと頑張ってきて、「できる」ことを前提に物事に挑んできた人です。自分の中で戦いながら生きてきた分、子どもに対しても期待してしまうところがありますが、基本は優しく厳しく大切に育てたいと思っているお母さんですね。今回、お母さん役をやらせてもらうのが楽しみでした。思ってもないような事態が毎日のように起こる中、「そうそう!」と共感しながら台本を読んでいます(笑)。
私自身が母となり、子どもの就学前と後で生活が違うことや朝の大変さ、登校する・しないという子どもの繊細な部分をどこまで拾い上げるのかを、実体験として知っていたのはよかったです。それが大変なことなのか、大したことじゃないのかだけでもわかるのは、お母ちゃんを演じる上では大きな材料かなと。セリフではありますが、ちょっとずつ言い方を変えて子どもの反応を見るなど、役を通して育児体験をもう一回楽しんでいます。めぐみが舞に「わかった?」とよく聞くのにも、とても彼女っぽさを感じます。きちんと言うことを聞かせたいんだな…と思っていたら、意外と自分も子どもに「わかった?」と言っていました(笑)。