長濱ねる、『舞いあがれ!』で“朝ドラ”初出演「少しでも癒やされて今日も頑張ろうと思ってもらえたら」
放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)に出演している長濱ねるから、インタビューコメントが到着した。
長濱演じる山中さくらは、舞の祖母・祥子が作ったジャムを売る店員であり、遠距離恋愛している彼と喫茶店を開くことを夢見ているという役どころだ。
故郷である五島列島が舞台で本当に幸せ
ーー「舞いあがれ!」に出演することが決まったときのお気持ちは?
“朝ドラ”にいつか出演したいと思い続けていて、夢が叶ったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです。初出演なので緊張していましたが、馴染みのある場所でリラックスして臨むことができて五島に助けてもらったような気がしました。
さくらは周りを明るくするような女の子
ーーご自身の役柄についての印象(ご自身との共通点・異なる点など)や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などを教えて下さい。
さくらは、いるだけで周りが明るくなるようなポジティブな女の子。恋人が帰ってくるかわからない中待ち続けながら、島を盛り上げていきます。でも意識的にポジティブでいるような気がします。私が実際に五島で暮らしていた頃の記憶だと、島には旦那さんが漁師をしているご家庭が多かったので、漁に出たら半年間は帰ってこない家もあったりして、やっぱり島の女性たちが、自分の足で生きて島を守るというたくましさがあると感じていました。
また五島は人の移り変わりが早くて、出会いと別れがとても多いんです。五島からどんどん人が少なくなり島に残る人もどんどん年をとっていく。そんな中でさくらは自分が率先して島を元気に明るくするぞと思っているんじゃないかな。監督が五島は“再生と癒やしの島”とお話しされていて本当にその通りだと感じています。
私も上京してからも節目節目で島に帰り、その都度元気をもらいました。さくらは舞ちゃんと親戚という わけでもないですし、同級生でもないんですけど、それでもずっと一緒に楽しく過ごしていて、それが島らしい関係だなと思います。島全体が家族のようで困っていたら手を差しのべるし、自分が困っていたら誰かに助けてもらうということが当たり前の関係。さくらは大雑把な性格ですが舞ちゃんの手をずんずん引っ張って、舞ちゃんの心をこじ開けてどんどん元気にさせていく。さくらも私自身もそんな島のような存在でありたいと思っています。