『週刊少年マガジン』で連載中のサバイバルサッカー漫画『ブルーロック』がアニメ化され、10月8日(土)深夜1:30~からテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation 枠”で放送される。同作で主人公・潔世一(いさぎ・よいち)役を務める浦和希と、蜂楽廻(ばちら・めぐる)役の海渡翼、國神錬介(くにがみ・れんすけ)役の小野友樹に、作品への思いや見どころを聞いた。
「いい意味で“エグい”」シビアな戦い描く
ワールドカップ優勝に向けた、型破りな選手育成プロジェクト“ブルーロック”で、全国から選ばれた300人の高校生FWたちが“最後の一人”になるまで戦う姿を描く同作。原作・金城宗幸、漫画・ノ村優介のコンビで生み出され、第45回講談社漫画賞少年部門も受賞した人気作だ。
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。」というセリフが物語るとおり、描かれるのは単なる爽やかな青春ストーリーにとどまらない、シビアな“デスゲーム”的側面もある戦いだ。台本を読んだ3人からも「ホントにもう衝撃が走って」(浦)、「いい意味で“エグい”な」(海渡)と、穏やかならぬ感想が上がる。それぞれが作品に抱いた第一印象とは?
【浦和希(以下、浦)】なかなか言えないようなことをいっぱい言っている作品ですね。自分も事なかれ主義なところがあったんですけど、そこを一歩踏み出して“役者としてももっと前に出ていいんだ、自分を出していいんだ”って後押ししてもらえるような作品で。運命的なものもすごく感じました。
【海渡翼(以下、海渡)】本当に人の心、各キャラクターの芯に迫るような表現がされている作品だなという印象です。この作品に出会ってから、少しずつ僕も“貪欲に前に出る”というふうに意識が変わってきているので、この作品に出会えてよかったなと思います。
【小野友樹(以下、小野)】サッカーを知らなくても楽しめるのがこの作品の良さでもあって。オフサイドみたいな難しいルールは意図的に省いているんですね。究極的にはサッカー漫画ではなく“ブルーロック”という舞台装置を通してデスゲームを楽しむ感覚ですね。そこでの魅力的なキャラクターたちの火花のぶつかり合いを感じてほしいんだなと、すごく感じましたね。