AKB48が10月7日、コンサート「MX祭り!AKB48 60th Single『久しぶりのリップグロス』発売記念コンサート in 武道館 2022〜リベンジ!新チームお披露目コンサート〜」を日本武道館で開催し、チーム8が2023年4月に開催予定の「チーム8コンサート」およびAKB48劇場での「チーム8 9周年公演」をもって活動休止することを発表した。チーム8のメンバーは兼任先のチームに専念して活動を継続する。
“会いに行くアイドル”として誕生したチーム8
2014年1月に「AKB48 Team8 全国一斉オーディション」を行い、同年3月に結成。AKB48のコンセプトは「会いに行けるアイドル」だが、チーム8は「会いに行くアイドル」として47都道府県それぞれからメンバーが選ばれた。
チーム8の熊本県代表でチーム4のキャプテンでもある倉野尾成美は「いつかこういう日が来るんじゃないかと思っていました。ちょっと寂しい発表になってしまうんですけど、“休止”ですし、チーム8が終わるわけではないって私は思います。休止してもみんな仲間だし、これから個々に活躍していくのかなと思いますので、これからもチーム8のことを皆さんがどこかで考えてくださったらと思います」と心境を伝えた。
小栗有以「チーム8だからこそ頑張ってこれた」
東京都代表の小栗有以(チームB兼任)は「私たちチーム8のメンバーはこの発表があることを知っていたんですけど、(活動休止を発表する)映像を見ると今までの記憶が蘇ってきて、チーム8として活動してきた全ての時間はかけがえのない時間だったんだなと思います。チーム8だからこそみんな頑張ってこれたんだなって改めて感じました。今回、“休止”ではあるんですけど前向きに、みんなで一緒に前を向いて一致団結して、AKB48を盛り上げていきたいです。これからも心の中では一緒にいて、AKB48をみんなで盛り上げていくっていう熱い気持ちでおります!」と力強く宣言。
AKB48チームAキャプテンでAKB48グループ総監督でもある向井地美音は、「映像を見ていて、本当にチーム8ってすごいなと思いました。今のAKB48はチーム8という存在があったから。みんながいなかったら成立してなかったと思いますので、『今までありがとう』という気持ちです」とチーム8のメンバーに感謝の気持ちを伝えた。
さらに「休止をしても、また活動再開のタイミングがあると思いますので、チーム8のことを変わらず応援していただきたいです。兼任しているメンバーはそれぞれのチームで活動しますし、みんなで一つになって頑張っていきたいと思います。これからもAKB48の応援をよろしくお願いします!」とファンに呼びかけた。
◆取材・文=田中隆信