「助けて」と言えるようになった
――作中で兒玉さん演じる麻衣香が「助けて」というシーンが印象的でした。兒玉さんは「助けて」と言えるタイプですか?
前は言えなかったけど、言えるタイプになりましたね。言えるようになったし、自分も言われたいと思っています。
――以前は言えなかったんですね。
周りのことを考えすぎて、迷惑かなと思っちゃったり、自分で頑張ることが格好良いみたいに思っていたりしたんです。けど、いろいろな経験を積んでみて、自分がもし「助けて」と頼られても、そんなに悪い気はしないなと思ったんです、ちょっとしたことでも。
例えば重い荷物のキャリーが持ち上げられなくて一生懸命頑張っている方がいたとして、それを助けられたら私も気持ちがいいじゃないですか。そういった人に私もなりたいなと思う。だから、もっとフットワークの軽い感じで、「助けて」ということで気持ちが楽になるんだったら、どんどん言っちゃっていいんじゃないかな、求めていいんじゃないかなと思います。
――児玉さんは最近誰かを助けましたか?
弟ですかね。弟がかわいくて、物を買っちゃうんです(笑)。弟は6つ下なので、今19歳かな。6つ離れているとかわいいんですよね。お買い物に行ってお洋服を買ったり、旅行代とかも全部出してあげたりしています。
――洋服は一緒に買い物に行って選ぶんですか?
そうです。ファッションを女目線で選んであげて、審査します。
――では弟さんは今、兒玉さんにとって理想の男性になっているんですね。
弟なのでそういうふうには見られませんが(笑)、「こっちの方がモテるよ」とか言っていますね。
――兒玉さん的モテるファッションとはどんなところがポイントなのでしょうか?
やっぱりシンプルが一番いいんじゃないですか。色もそうですし、デザインもあまり尖っていない方が好きです。ベーシックで良いものって、長く使えるけど意外と買わないじゃないですか。でも、そろえておくと便利だから、そういったものをチョイスしています。
結婚相手の理想は「嫌なところが少ない人」
――将来、どんな男性だったら結婚してみたいですか?
すごく難しいです。でも基本的にはどんな人でも大丈夫なんですよ。イケメンが好きではないし、めっちゃお金持ちというわけでなくてもいいし。嫌なところが少ない人がいいですね。最近腑に落ちたことがあって、好きなところはすぐにいっぱい見つけられるけど、嫌いだなと思った部分は自分の中で一生変わらないんです。だから、そういうことができるだけないか、そこを上回る良さがある人ですね。
――いい考えですね。相手に求めるわけではなく、減点が少ない人。
そうです。基本的に、普通に生活して食べて寝て、楽しく毎日過ごせたらいいけど、たぶんいろいろとあるんでしょうね。
――これをする人は嫌、というようなことはあるんですか?
いないと思うけど、歯磨きをしない人は嫌です(笑)。自分がホワイトニングをしたりして歯にすごく気を付けているから、歯に無頓着な人は厳しいかも。
――お風呂に入らない人とどっちが嫌ですか?
お風呂より歯の方が嫌です。マニアックかな(笑)。
――ファンの方にはしっかりと歯を磨いてもらいたいですね。
ちゃんと糸ようじもやってもらいたいですね。私、ちょっと厳しいですよね。これを読んだ男性は、気を付けようと思うのかな(笑)。
◆取材・文=山田健史
アルバトロス