狼男への変身シーンや戦闘シーンも見どころとなっている本作だが、MCUの他の作品との関連性も気になるところ。オープニングで“ヒーローたちが活躍する世界”とこの世界を比較していたところを見ると、同じではないが、隣り合わせの世界だと考えられる。
マンシングは、MCUフェーズ3の「マイティ・ソー:バトルロイヤル」の中で、惑星サカールにあるグランドマスターの塔の側面に顔が描かれていたりするので、関連はあるのだろう。そして、エルサ・ブラッドストーンは有能なヴァンパイアハンター。2023年11月に公開が予定されているMCU版の映画「ブレイド」は、主人公が人間と吸血鬼の血を受け継ぐヴァンパイアハンターなので、ここにもつながってくるのではないだろうか。
この辺りの名前が並ぶと、“ミッドナイト・サンズ”というチーム名が浮かんでくるように、この「ウェアウルフ・バイ・ナイト」を起点として、MCUの中に新たな広がりが生まれることを期待したい。
なお、「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中。
◆文=田中隆信
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/werewolf-by-night/
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