チョン・リョウォン、イ・ギュヒョンがW主演する韓国ドラマ「弁論をはじめます。」。9月にスタートした同作は物語の折り返し地点を迎え、別々の案件だと思われた事件の共通点が発覚。また、登場人物の繋がりも見えてきた。巨大な闇が徐々に姿を見せ始め、後半の展開への関心を一気に高めている。
連続殺人事件の被害者すべてにシベクの影アリ
「弁論をはじめます。」は、ディズニープラスオリジナルコンテンツで、「ディズニープラス」内「スター」ブランドで、毎週水曜に2話ずつ、全世界同時配信されている。ある事件をきっかけに大手法律事務所を追われ、田舎町で国選弁護人として働くことになった敏腕弁護士・ノ・チャッキ(チョン・リョウォン)と、そこで出会った変わり者の国選弁護人・チャ・シベク(イ・ギュヒョン)が、時に衝突しながらも事件の真相を暴いていく法廷ミステリー。原作はタイトルと同名のエッセイで、ドラマの中の事件は実際の事件をモチーフにしている。(以下、ネタバレを含みます)
後ろ手に縛られ水攻め拷問の末に殺された、カンソン製薬のチョ代表、クムシン電気のユン社長、ヘソン養護施設のパク施設長の3人すべてにシベクが絡んでいることが明らかになった。
カンソン製薬に対する解雇無効訴訟は、シベクから弁護を申し出ていた。また、チョ代表が殺される1カ月前からシベクは彼を尾行していたことも発覚した。そして、シベクが担当していた聴覚障がい者の家政婦の窃盗事件の被害者宅の家主は、実はユン社長の息子だった。この家政婦の弁護もシベクから申し出ていた。養護施設にはパクが殺される数日前に援助のために訪れている。
事件を追うユ刑事(イ・サンヒ)から被害者とシベクのかかわりを聞かされ、「シベクは自分の訴訟にあなたを巻き込んだのではないか?」と言われたチャッキは、もしそうならば彼がなぜ自分を巻き込んだのか、そして彼が犯人かもしれないと考え始める。
実際、チャッキも殺された3人にかかわりがある。チョ代表は彼女が張山時代に弁護を担当していた人物。そして、ヘソン養護施設はチャッキが育った施設。家政婦の弁護は、最初チャッキは無関係だったのだが、相手方の家主に暴力をふるったせいで弁護できなくなったシベクの代わりに担当することになったのだ。
そして我々視聴者は、殺人事件の犯人がシベクと同じ腕時計をしていることを知っている。
張山の代表・チョン・ギドの二面性
ここまで条件が揃うと、犯人はシベクで決まりのように思えるが、怪しい人物は他にもいる。まず、張山の代表・チャン・ギド(チョン・ジニョン)。彼は3人の被害者が過去のある事件に関連していることに気づいていて、警察署長のチョンと結託して一連の事件が“連続殺人事件”として表に出ないように画策し、またこの事件に大きくかかわりがあるとされる“イ・ドンピル”という人物を探している。これらの行為が、近々選挙の出馬をひかえている自身の保身のためなのか、自分の殺人行為を隠すためなのかは現時点ではわからない。
チョン・ジニョンはギドについて「非常に二面性のある人格。評判の良い人として知られているが、実は悪い。心の中が読めず、“この人はどんな悪いことをしたんだろう…”というのがポイントだ」と説明している。ギドは過去の事件にどのようにかかわっているのだろうか…。
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