10月16日(日)より、久間田琳加主演のドラマ「青春シンデレラ」(毎週日曜深夜0:25-0:55、ABCテレビほか/テレビ神奈川では毎週月曜深夜1:30-2:00※10月17日[月]スタート)が放送される。
同作は、集英社が運営する電子漫画アプリ「マンガMee」で、7000万ビューを記録した、夕のぞむの同名コミックが原作。12年前にタイムスリップした主人公・萩野紫苑(はぎのしおん)が、17歳の高校生として惨めな初恋に決着をつける“タイムスリップ・ラブストーリー”だ。
WEBザテレビジョンでは、恋とは無縁ながらビューティーコンサルタントとして充実の日々を送る29歳の紫苑から、タイムスリップ前後の17歳の紫苑までを演じる久間田にインタビューを実施。それぞれの役の演じ分けや、衣装やメイクのこだわり、「かわいくなるための秘訣」などを聞いた。
「原作ファンの皆さんにも受け入れていただけるように」
――まずは、主演としての意気込みをお聞かせください。
主演という立場で、緊張感と楽しみといろいろな感情がありますが、原作ファンの皆さんにも受け入れていただけるように頑張りたいなという思いで、日々撮影に臨んでいます。
――脚本を読んでみていかがでしたか?
タイムスリップがこの作品の大きなテーマだと思うのですが、「過去にこうしていればよかったな」みたいな思いって私含め皆さんにもあると思うんです。だから、そういう部分の面白さをすごく感じました。
また、「私がタイムスリップ前(29歳)と後(17歳)どっちも演じるんだ!?」と驚きました。不安と期待といろいろな感情が入り混じりつつも、貴重な経験になりそうだなと、より撮影が楽しみになりました。
演じ分けの楽しさ、難しさを語る
――一人〇役のような役どころは今回が初めてですか?
初めてです。しかもそのうちの一人は29歳という設定で。これまでも実年齢より年上を演じることは何度かあったのですが、今回が一番離れていて、そこをどう演じようかというのは撮影前に何度も監督と話し合いました。
――現代の29歳の紫苑と、過去の17歳の“地味紫苑”、タイムスリップ後の17歳の“きれい紫苑”は、どの役が演じていて一番楽しいですか?
撮影が始まって少し経つのですが、個人的には“地味紫苑”が楽しいなと感じています。現場でも、知らないところで「地味紫苑派かきれい紫苑派か論争」があったみたいで(笑)、結果だけ報告されたのですが、“地味紫苑”が人気でした。
“見ていてツボる”という意見が多いらしく、そう言われると演じている方も楽しいし、とことん落差をつけて演じようと思いました。
――演じ分けるときに心掛けていることはありますか?
監督ともお話して、「29歳だからこうしなきゃいけない」というのはあまり考え過ぎずに演じています。制服を着ているシーンが多いということもありますが、社会に出て、人との接し方など他のスキルは身に付いたけれど、“恋愛だけ0”という面は必要だから、そのピュアさは残したままでいいと監督にも言われました。
実際に撮影に入ると、“地味紫苑”のときは自分でも無意識のうちに姿勢が悪くなるんです。また、クラシックバレエをやっていたので癖でがに股になってしまうのですが、その感じを生かしてほしいとアドバイスをいただいたり、現場に入ってから調整することも多いです。
その分、“きれい紫苑”のときはがに股を直さなくてはいけなくてちょっと大変なのですが(笑)、普段の自分の行動は“地味紫苑”に近いのかなって思います。“きれい紫苑”の時は「ぴしっとしなきゃ」とスイッチが入りますね。