土屋太鳳が、2023年公開予定の内田英治氏の作品で主演することが決定。土屋、内田監督、プロデューサーの3人からコメントが届いた。
“マッチングアプリ”がテーマの完全オリジナルサスペンス・スリラー
本作は、映画「ミッドナイトスワン」で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、数々の作品を手掛ける鬼才・内田英治が監督と脚本を務める完全オリジナル作品。誰もが共感できる身近な題材をテーマに、二転三転する予測不可能なサスペンス・スリラー映画となっている。撮影は関東近郊で今年9月中旬よりスタートし、10月20日にクランクアップしたばかり。2023年の劇場公開を控える。
物語のテーマは、恋人探し、婚活など、現代人に最も身近なツールとなったマッチングアプリ。気軽さも手伝ってその普及率は年々増加するが、やって来た相手がプロフィールとは全くの別人だったり、さらに深刻な事件に発展するケースもあり、ユーザー間でのトラブルも多数報告されている。
本作では、マッチングアプリを通じて他人と気軽に出会えるようになった現代だからこそ起こる<身近に潜む恐怖>を、追い詰められてゆく主人公とともにジェットコースターに乗ったかのようなスリルと、予測不可能なストーリー展開で描く。土屋がマッチングアプリでの出会いをきっかけに、次々と襲い掛かる先の読めない恐怖に見舞われる主人公を体当たりで演じる。
脚本・監督の内田英治氏コメント「いつかやりたいと思っていたスリラーに挑戦しました」
私自身いつかやりたいと思っていた映画のジャンル、スリラーに挑戦しました。本作は人と人とのつながりの溝に生まれる恐怖。その恐怖が増大する様が描かれています。
主演には土屋太鳳さんをお迎えしました。土屋さんのとことんイメージを裏切ってくる極限の表現をぜひ見てほしいです。どんでん返しに次ぐどんでん返し。ジェットコースターに乗っているような感覚で楽しめる作品でございます。
土屋太鳳コメント「主人公・輪花に向き合った日々は恐怖でしたが、本当に愛の深い現場でした」
幸せの探し方は一つではありません。でも、だからこそ、幸せを探しているつもりが違うものを掴んでしまうこともあって、その原因は欲かもしれないし本能かもしれない。輪花と一緒にどう生きるべきだったのか、その時間を通して何を伝えるべきなのか...撮影を経て今になっても、私はまだ整理出来てないんです。
どの役に対しても「何か少しでも伝わって欲しい」と願いながら取り組んできた私にとって、この日々は恐怖でした。でも一つだけ、はっきりしていることがあります。本当に愛の深い現場でした。内田英治監督はじめ内田組の全て、輪花と共に生きた全ての役、その役を演じた全ての方々、そして輪花に、心から心から心から、感謝しております。
プロデューサーの二宮直彦氏(KADOKAWA)コメント「現代的で予測不可能な展開は、オリジナル作品故の強み」
昨年、内田英治監督から「こんな企画があるんですけど、」と概要を伺ったのが本作のスタートでした。現代的で予測不可能な展開はオリジナル作品故に強みとなって、脚本でさらにツイストがかかって企画が立体的に練られていきました。
そして決定打となったのが主演となる輪花役の土屋太鳳さんです。可憐さと芯の強さを併せ持つ土屋さん以外に考えられませんでした。映画を観る方に土屋さん演じる輪花を通じてこの誰も予測できない展開と結末をご用意します。どうぞご期待下さい。