横田栄司「日本の中で一番好きな日本人になったと」和田義盛を演じた思いなどを明かす<鎌倉殿の13人>
小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第41回「義盛、お前に罪はない」が10月30日に放送された。この回で、この世を去ることとなった鎌倉殿を支えた13人のひとりである和田義盛を演じた横田栄司がコメントを寄せた。
スタッフの皆さんに感謝しながら横たわっていました
――和田義盛の最期を演じていかがでしたか?
巴さんにも畠山重忠にも「お前は生きろ」だとか「もうちょっと生きていようぜ、楽しいこともあるぞ」なんて言っていた人が、結局ああいう死に方をしてしまうのが、時代なのか、運命なのか。「和田義盛は何を抜かったんだろう」なんてことを考えながら演じていました。最期のシーンの、矢がいっぱい刺さったよろいというのはつくるのも大変なよろいでして、本当にスタッフの皆さんに感謝しながら横たわっていました。
こういう時代だからこそこれはこれで「しかたあるめぇ」と
――北条義時と三浦義村に討たれてどのような思いですか?
和田義盛はどう思っていたかわからないですけども、私としては、義時も義村も理由があって生きている、生き延びていくという時代ですから、生き延びていくための最善の手段を彼らもとっているはずで。そういう意味ではある部分、気の毒な面もありますし、それで失った心だとか、失った仲間や家族だとか、そういうことも彼らは抱えていると、和田義盛も横田栄司も知っているので、こういう時代だからこそこれはこれで「しかたあるめぇ」と。義盛は「まぁ、お前たちもな、よくやってるよ。じゃあ元気で生きていてくれよ。生きてりゃ楽しいこともあるぞ」という、ちょっと「悔しいけどな」とか「ちくしょー」という気分もありながら、彼らのことを見つめていました。
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