日々さまざまなエンタメ情報を扱うWEBザテレビジョン編集部。そんな編集部員たちが、面白かった番組・気になる番組を毎月シンプルに紹介していく連載。ぜひあなたのテレビライフに役立てていただければ幸いです。
編集長K「クレッシェンドで進め」「アトムの童」
「ZIP!」朝ドラマで新シリーズ「クレッシェンドで進め」がスタート。「サヨウナラのその前に」「泳げ!ニシキゴイ」に続き今年3作め。次は何だろうと思っていたところ、高校生の合唱コンクール参加にまつわる青春群像劇でした。キャラクターが個性豊かで、でも、5分という時間にドラマが凝縮されていて、朝から爽やかな気持ちになれます。物語のキーマンでもある出口夏希さんのかわいらしさに癒やされています。桑山隆太さん(WATWING)のピアノを弾く姿もカッコいいです。
もう1作、新ドラマの「アトムの童」は、「下町ロケット」のような町の小さな会社が成長していく様子、「半沢直樹」のような巨悪(?)に立ち向かっていく下剋上感と、日曜劇場らしさを詰め込んだような物語展開に期待が膨らみます。ゲーム産業を題材にしているのも、今ドキっぽいし、ありそうでなかったと思います。あと、純粋にロン毛の山﨑賢人さんがカッコイイ。個人的にはアトム玩具のベテラン職人たち「爺さんズ」が活躍してくれるのを楽しみに見ています。
副編集長S「じゃないとオードリー」
テレ東で2週連続放送された、プロデューサー佐久間さん×オードリーの特番。「オフゼロオードリー」と題して、カメラが回っていないときは暗い(=オフ状態)オードリーに、「裏でもオン状態で、スタッフなどを笑顔にしろ」という指令を出す、という内容。普段と違うオードリーの姿に、はじめはみんな戸惑うが、徐々にスタッフや共演者も笑顔に。企画を振り返って若林さんが「俺の負けだと思った。人間はコミュニケーションする動物」と言っていたのが印象的でした。
副編集長H「信長未満 -転生光秀が倒せない-」
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが6兄弟として転生し、一つ屋根の下でニート暮らし…というコメディドラマ。世古口凌さん演じる森蘭丸だけが唯一前世の記憶を保っていて、辰巳雄大さん演じる信長らに明智光秀を倒そうとハッパをかけるのですが、全然うまくいかず振り回されていてかわいい。「戦国鍋TV」を制作したtvkだけあって、ゆるくてシュールな雰囲気になりそうで今後が楽しみです。それにしても前クールの「新・信長公記」といい、日本人って織田信長が好きなんだなと思います。
編集U「孤独のグルメ Season10」
番組開始から10周年目。“withコロナ時代”となった現在、あらためて井之頭五郎=松重豊さんの食いっぷりの良さと、飲食店のおいしそうな料理や雰囲気に癒やされます。今シーズンのスタート前に公開されたメイキングには、撮影の合間に飲食店の方と仲良くコミュニケーションをとる松重さんの姿が。実在のお店に許可をとり撮影するというハードルの高い作品が長年続いているのは、松重さんの人柄も大きく関係しているのだろうと思わされました。
編集F「全力!脱力タイムズ」
「報道番組」というスタイルを使った全体コントで、毎回さまざまな手段で驚かせ、笑わせてくれる番組です。時には「こんなのあり?」という放送も。例えば10月28日の放送回では、ゲストの井上裕介さん(NONSTYLE)を見ていると、徐々に違和感を増す展開に。他の出演者とのトークも見せていたが、終盤では同じコメントを連発したり、カメラが切り替わるたびに衣装がコロコロと変わる。実は過去の未放送分をつなぎ合わせ、他の出演者たちは井上さんがスタジオにいるかのようにトークを展開していた。スタジオゲストなのにスタジオにいない。井上さん自身も収録の1週間後に自身の“出演”を知るという、前代未聞の放送を実現させていました。今後もどんな仕掛けを見せてくれるのか楽しみです。
編集N「人志松本の酒のツマミになる話」
10月21日の放送回では、ゲストの王林さんがいつも通り独自のワールドでどんどん笑いを取る中で、同じくゲストの内田理央さんと呂布カルマさんもそれぞれ違う持ち味を出されていて、とてもよかったです。内田さんは終始意外な話題で芸人さんたちを驚かせていて、面白かったと同時に、不思議な魅力がある方だなと感じました。呂布カルマさんはテレビではクールなイメージがあったのですが、とても自然に相槌や質問をされていて、お酒を飲むこの番組だからこそ見られる魅力でもあるのかなと思いました。
編集S「おしゃれクリップ」
毎回、ゲストの意外な一面が見られる「おしゃれクリップ」。10月16日放送のタレント・王林さんの回では、人気が急上昇する中で、学業との両立に苦労していたことや「自分がどこにあるのかわからなかった」と悩んでいたことを涙ながらに語り、同じ青森出身の私も、じ〜んとしてしまいました。また地元にはたくさん魅力がある一方、様々な課題もあることにふれ、「私たち、若い世代が頑張らないと」と話す姿に私も励まされ、元気をもらいました。
編集I「silent」
Snow Manの目黒蓮さんと川口春奈さん主演のオリジナルドラマで、高校時代の同級生との切ない三角関係を描く“音のない世界”のラブストーリーです。直接的なセリフや演技を用いず、役の心情や状況を演出や表現で視聴者に伝える脚本がすごいと感じます。毎回放送後にSNSやyoutubeでの考察が盛り上がるので、視聴後も楽しめます。
気になる番組はありましたか?それではまた来月!
※山崎賢人の崎は正しくは「たつさき」