吉沢亮が主演を務めるドラマ「PICU 小児集中治療室」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。10月31日放送の第4話は、小さな命とその母について、救命医・綿貫(木村文乃)の過去も明らかにしながら描かれた。胸に迫る物語が繰り広げられたが、ラストで武四郎(吉沢)を襲った衝撃に視聴者の間にも驚きが広まった。(以下、ネタバレがあります)
武四郎が先輩医師の綿貫と組んで赤ちゃんを担当
同ドラマは「大規模なPICUの運営は極めて困難」とされる広大な北海道で、吉沢演じる“しこちゃん先生”こと新米小児科医・志子田武四郎が先輩医師らと共に、どんな子どもでも受け入れられるPICU(Pediatric Intensive Care Unitの略称で小児専門の集中治療室のこと)を作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。
“子どもの命”をテーマに「生きるとは」「命とは」「家族とは」という問いに、真正面から向き合うメディカル・ヒューマンドラマとなる。
武四郎の上司で、日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニアである植野元を安田顕、武四郎と同時期にPICUに配属された救命医・綿貫りさを木村文乃、植野にヘッドハントされてPICUにやってきた看護師・羽生仁子を高梨臨、武四郎の幼なじみの救命医・矢野悠太を高杉真宙、同じく幼なじみの小児外科医・河本舞を菅野莉央、武四郎が子どものころから好きだった涌井桃子を生田絵梨花、女手一つで武四郎を育てた母・南を大竹しのぶが演じる。
第4話は、武四郎が綿貫と組んで、RSウィルスに感染し重症化した赤ちゃんを担当することに。20歳の大学生であり、両親の反対で赤ちゃんを乳児院に預けた母親と、過去に出産直前に胎児を亡くした綿貫の物語が描かれた。
悠太が緊急搬送されてくる
PICUのチームとしての団結力も次第に強くなり、武四郎は植野の優しさや仕事に厳しい綿貫らのもとで経験を積み、少しずつ成長していくのが感じとれた。そんななか、ラストでは武四郎に衝撃が訪れた。
呼び出しを受け、植野と共に救急外来に向かった武四郎。救命医・東上(中尾明慶)の処置により子どもは無事で安堵したが、そこに1人の男性が緊急搬送されてきた。その顔を見て武四郎は目を見開く。親友の悠太だったのだ。