<舞いあがれ!>吉谷彩子が語る、“由良先輩”と“舞”の関係性「ただの後輩ではなく親友に近い存在に」
放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)に出演している吉谷彩子から、インタビューコメントが到着した。
吉谷演じる由良冬子は、人力飛行機「スワン号」のパイロットを務める大学2回生。女性で初めて大西洋単独横断飛行に成功したアメリア・イヤハートに刺激を受けて、男子に負けまいとパイロットに志願。舞に空を飛ぶ楽しさを教えるという役どころだ。
“由良先輩”の役作りは難しかったです
ーー「舞いあがれ!」に出演することが決まったときのお気持ちは?
決まったときは、めちゃくちゃうれしかったです! “朝ドラ”への出演は3回目になりますが、長期間しっかり出演するのは今回が初めてです。オーディションを受けたときに、田中監督から「年下は好きですか?」と言われて、私は先輩役かなと思ったんです。そして、実際に話がきたときに、あこがれの先輩の役だと聞いて、やっぱりそういうことだったのかと思いました(笑)。かっこいい女でいなければということでプレッシャーもありましたが、うれしさの方が大きかったです。気が強い女の子の役は過去にもありますが、情に厚くて、姉御肌のかっこいい先輩というのは初めてだったので、役作りは難しかったです。
筋トレをして挑んだアスリート役
ーーご自身の役を演じる上で取り組まれたことを教えてください。
アスリートの役は初めてです。やせすぎると後々のエピソードで困るため、体力や筋肉量を増やそうと思い、運動量を増やして筋トレすることにしました。役が決まってからすぐに自転車を購入して、行ける範囲はほとんど自転車移動にしました。人力飛行機のペダルはかなり重くて、しかも漕ぐペースが決まっています。体験してみたのですが、すぐに息が上がってしまいました。私は中学、高校と陸上部で、種目は短距離だったのでちょっと違うところもあるのですが、努力の積み重ねや、自分との戦いという意味では、由良と重なる部分がありました。実際の機体はとても繊細で操作が難しく、持ってはいけない部分や強く引いてはいけない部分があったので、「壊してしまったらどうしよう!」と緊張しました。しかも、機体の中がとんでもなく暑くて。ロケは5〜6月でしたが、サウナ状態でした。風がすき間からしか入らないので、撮影時は中に風を入れてもらったりしました。