関ジャニ∞、アクシデントを突発セッションで乗り切る対応力【関ジャニ∞inメトロック完全密着 前編】
5月21日に行われた音楽イベント「METROCK 2017 TOKYO」(METROPOLITAN ROCK FESTIVAL)で、野外ロックフェスに初参戦を果たした関ジャニ∞。全10曲、「鉄板曲」に彩られた熱狂ステージの一部始終を詳細リポート!
5月21日~22日・東京・新木場若洲公園にて行われた『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017』の最終日に出演した関ジャニ∞。彼らがこのフェスへの出演を発表した時点では既にチケットが完売しており、彼らにとっては完全なるアウェー戦だったことは間違いない。
KANA-BOON、キュウソネコカミ、classicus、Cocco、サカナクション、Suchmos、SHISHAMO、MY FIRST STORY、Mrs. GREEN APPLE、MOROHA、夜の本気ダンス、LOVE PSYCHEDELICO、忘れらんねえよ、wacci、WANIMAというそうそうたる面子が名を連ねていた、“純粋な音楽ファン”が集まるこのフェスにおいて、“アイドルグループである関ジャニ∞”が、どこまでバンドとして戦えるのか。それが大きな課題でもあったと言えるだろう。さらに、初の野外フェスというのも、彼らにとってはプレッシャーだったはずだ。
この日は3つのステージに別れてライブが進行していたが、関ジャニ∞が立ったのはメインステージである「WINDMILL FIELD」。ライブが始まる18時を前に、「WINDMILL FIELD」には、大勢の観客が集まった。
ステージ下手から走り出てきたメンバーに、熱狂的な歓声が上がる。ただこの時点では、「アイドルグループ関ジャニ∞」をただひと目、話の種に見たいという好奇心の歓声が多かったに違いない。メンバーは、全員イベントTシャツ姿といった飾らない服装だ。さらりと定位置に着き、準備をする安田章大、横山裕、村上信五。ドラマー・大倉忠義は、バスドラの調子を確かめるようにキックチェック。その音に合せるように弦を弾いたのがベース担当・丸山隆平だ。姿勢を低くして両手を前に向かって広げ、観客を盛り上げる仕種で自分の持ち場に付いた渋谷すばるの隣で、セッティングが終わり準備が整った錦戸亮がマイクを通してあいさつをした。
「みなさん、こんにちは、関ジャニ∞です! 楽しんで下さい!」