ディオール ジャパンアンバサダーを務めるモデル・俳優の新木優子が、11月9日に都内で開催された映画「『ミセス・ハリス、パリへ行く』特別試写会with DIOR」に出席。美しいオートクチュールのドレス姿で登壇し、同作の字幕監修を手掛けた元日本版VOGUE編集長でファッションジャーナリストの渡辺三津子氏とトークショーを行った。
同作は、いくつになっても夢を諦めない家政婦ミセス・ハリスの冒険が、周囲の人々を巻き込んですてきな奇跡を起こす、見る者すべてが勇気をもらえるハッピーストーリー。オスカーノミニーの名優の共演や、北米での大ヒット・高評価もさることながら、クリスチャン ディオールの全面協力の下で再現された、1950年代のメゾンの様子や、華やかなオートクチュールとショーが見られる。
今までで一番自分が着たときにしっくりきた
オートクチュールのドレスを着た感想を、新木は「今までパリに行くタイミングだったり、ディオールのドレスを身にまとう機会は何回かあったんですけど、一番自分が着たときにしっくりくるというか、細部まで自分のために作られたドレスなんだなと、身にまとった瞬間に感じられるドレスだなと思います」と語る。
デコルテにはキラリと光るジュエリーも身に着けており「ドレスだけでも特別なものなのですごくすてきなんですけど、ジュエリーと一緒に身にまとうことによってまた気分が上がりますよね」と笑顔を輝かせた。
どんな方にも希望を与えられる映画
また、映画については「本当に夢と希望が詰まっている。いくつになっても夢や希望を持ち続けることって大切なんだなって思いました。女性のための映画って思われるかなと思うんですけど、男女問わずどんな方にも希望を与えられる映画だなというふうに思いました」と率直な感想を。
そして作品にちなんで、今まで諦めなくて良かった出来事について聞かれると「一番はこの仕事を続けて良かったな、というのがすごくあります。学生時代にみんなが進路に悩む時に、私もこのお仕事を続けるか続けないかすごく迷った時期があるんです。そんな時に雑誌のレギュラーモデルに決まったりして、そこから実際にファンの方と会う機会ができて、直接会って『会いたかった』とか、お客さんが顔を見て私に気持ちを伝えてくれた瞬間に、夢を持ち続け、ずっとこの仕事を続けて良かったと思ったので、この仕事を続けていることですね」と力強いまなざしで語った。
◆取材・文・撮影=ブルータス海田