小宮璃央と井上想良がW主演を務めるドラマ「永遠の昨日」(毎週木曜深夜1:20~ほか、MBSほか)の第3話が11月3日に放送され、浩一(小宮)が満(井上)を誘ってキャンプに行った夏の日が描かれた。ゴクゴクと水を飲む浩一を見つめる満は、浩一への恋心を自覚していた。浩一に片思いし、罪悪感を抱く満が切なくてキュンと胸の痛みを感じる展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
「永遠の昨日」概要
同ドラマは、交通事故に遭ってしまった高校生の浩一と同級生の満が心を通わせ、生と性を見つめて懸命に“生きた”二人の姿を描いた、榎田尤利原作のBL小説「永遠の昨日」が原作。
陽気でクラスの人気者の浩一と秀才で人付き合いが苦手な満。高校生の二人は正反対の性格ゆえに強く引かれあっている。しかしある朝、浩一は満の目の前でトラックにはねられてしまう。その場で起き上がり、いつものように笑ってみせた浩一は、確かに「生きて」いるけれど、クラスメートたちは次第に浩一の存在を忘れ始める。浩一が消えてしまうまでの限りある刻を懸命に輝かせた二人の姿に“泣けて泣けて仕方がない”青春ラブストーリーとなっている。
浩一と満のクラスメイト・鏡屋寿美子を大友花恋、橋本郁美を鳴海唯、クラス委員長を新原泰佑が演じる。また、浩一たちのクラスの担任・小河雅彦役で中村優一、生物学の教員・玉置役で朝井大智が出演するほか、浩一の母を北原里英、青海総合病院の内科医・香住遥を小林涼子、満の父・青海敏郎を松村雄基が務める。
キャンプへとやってきた浩一と満
自然豊かな駅につき、リュックとクーラーボックスを携えて張り切る浩一は、まずは海に行こうと歩き出す。テンションの低い満に、浩一は明るくはしゃいで見せて声をかけ、早く行こうと満の背中を押して行く。
「みっちゃんは海と山、どっちが好き?」と他愛無い話で盛り上げながら歩く浩一の傍らで、満はすごく来たかったけど、すごく来たくなかったと複雑な心境を抱えながら田舎道を歩いて行く。蝉の鳴き声が降り注ぐなか、浩一はペットボトルの水をゴクゴクと飲む。暑さで耳まで紅潮し、首元には汗が滲んでいる。満目線で浩一がスローモーションで映し出され、満が浩一に目が釘付けになっていることが手にとるようにわかり、ドキドキしてしまう。
満はこの頃からすでに浩一に対する自分の気持を自覚していた。そして、「女の子に興味、とくに性的な興味がさっぱり沸かなくて、それは自分が他人に興味がないせいだろうと思っていたが、違っていたらしい」とモノローグで満の気持ちが語られる。それは、つまり、そういう意味ですよね!?とBL的な展開にドキドキが止まらなくなる!