大竹しのぶ主演ミュージカル「GYPSY」上演決定 生田絵梨花、佐々木大光らが出演
ミュージカル「GYPSY」(ジプシー)が2023年4月より東京芸術劇場プレイハウスにて上演されることが決定した。主演のローズ役を大竹しのぶが務め、娘・ルイーズ役は生田絵梨花が演じる。さらに、ルイーズの妹・ジューン役として熊谷彩春、ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役として佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズにひかれていくハービー役として今井清隆が出演する。東京を皮切りに、5月には大阪、愛知、福岡と巡演される予定となっている。
ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いた名作
本作は実在のストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を元に、“究極のショー・ビジネス・マザー”の代名詞となった母ローズに焦点を当てる。舞台で活躍する2人の娘を育てたローズの夢と努力を追うとともに、ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いた名作となっている。
初演では、ブロードウェイの女王と呼ばれたエセル・マーマンが主役のローズを演じ、その後も時代を彩る名女優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、初演から半世紀たった今でも世界中で愛されている。
娘を活躍させようと躍起になるステージママ”ローズ”
ローズは、2人の娘ルイーズ、ジューンをヴォードヴィルの世界で活躍させようと躍起になるステージママ。オーディションで知り合ったハービーと一座を作り、あちこちの地域の劇場へ娘たちを売り込んでまわる姿は、まるでジプシーのよう。
やがて、下の娘ジューンが脚光を浴び始めるが、結局自分のわがままで売れるチャンスをふいにしてしまう。様々な出来事の中、ついにジューンが愛想をつかし、一座の青年タルサと駆け落ちし出て行く。それでも諦めず、ルイーズと再起を図るローズ。
しかし、ジューンの持つ歌唱力やダンスの技術はルイーズにはなかった。そんな時、ルイーズがある手違いでストリップ劇場の仕事を受けてしまう。ローズは抵抗するが、お金のためにルイーズは舞台に立つと宣言するのだった…。