岡田武史、本田圭佑、中山雅史、中田浩二、槙野智章ら総勢40名「FIFA ワールドカップ カタール 2022」解説者決定
本田圭佑<「ABEMA FIFA ワールドカップ」GM>コメント
試合解説という仕事に取り組む思いは、話したいことが多すぎて、整理するのがむずかしいです。それだけ「FIFA ワールドカップ」は、僕にとって大きい存在だということではあるので、日本代表を応援してくれているみなさんと、今回は選手としてではなく、1ファンとして、すべての感情を分かちあいたいなと思っています。解説は初めてなので、何をしゃべればいいのかわからないですが、これまでどおり、自分の考えをできるだけストレートに、みなさんにお伝えできればと思っています!
中山雅史<「FIFA ワールドカップ」ABEMA現地解説>コメント
「FIFA ワールドカップ カタール 2022」で注目する国は、まず当たり前ですが日本です。森保一監督にはドーハという我々にとって特別な場所での開催となりますが、悔いの残らない試合を選手たちにさせてほしいです。自分達が初めて「ワールドカップ」に出場した年に生まれた子供が24歳となり、代表の中軸を担っている選手もいる。7大会連続出場という重みをその事実で感じますし、次の世代へとつないでいくためにも、ぜひベスト8、さらにそれ以上の素晴らしい結果を目指してがんばってほしいです。注目したいのはリオネル・メッシ率いるアルゼンチン。自分達も対戦しましたが、歴史と誇りあるチーム。2年前に亡くなったディエゴ・マラドーナさんがいた時の1986年以来、優勝からは遠ざかっていますが、若手とベテランがそろっていると思うので注目しています。
アルゼンチンを推している以上は、最後と言っているリオネル・メッシには注目しているが、フランスのカリム・ベンゼマ、ポーランドのロベルト・レバンドフスキにも注目しています。ともにストライカーというのもあるが、自分が「日韓ワールドカップ」の時と同じ34歳。その年齢でチームのエースストライカーで居続けるには不断の努力があるはずです。彼らがどのような輝きを放つか、注目しています。
自分が出場し、日本にとって初となる、「98年フランス」大会は特別な大会。試合に出られて、ゴールも決めることができたが、何もできずに終わってしまったというくやしい気持ちが残りました。シャワールームで井原正巳と、あのピッチにもう一度立ちたい、と話して帰国したのを強く覚えています。
1993年、非常にくやしい思いをした、あのドーハで30年後、「ワールドカップ」が開かれるとは、当時は思ってもいませんでした。ドーハの悲劇、などと呼ばれますが、自分をそこから成長させてくれたきっかけにもなりましたし、日本はそこから7大会も連続で出場できるような国へとなりました。特別な縁がある、このドーハの地で、日本サッカーにとって新たなページが開かれることと思います。ぜひみなさん、日本代表を応援していただければと思います。今回はABEMAでの解説ということで、64試合すべてを無料で見られます。世界トップのチームやプレーヤーが見られるというこの機会に、これまでは知らなかった選手を発見してみてください。より「ワールドカップ」が楽しくなると思います。
中田浩二<「FIFA ワールドカップ」ABEMA現地解説>コメント
「FIFA ワールドカップ カタール 2022」で注目の国は、日本以外とすると、自分自身もマルセイユでプレーしていたので、フランスです。カリム・ベンゼマがバロンドールを取るなど、波に乗っている選手も多いです。あとは、ポール・ポグバなどのスター選手がまにあうかどうかが気になります。
注目の選手としては、冨安健洋です。彼は、間違いなく日本代表の中心となる選手で、彼の活躍が試合結果に大きな影響を与えると思います。
今までもっとも印象に残った大会は、やはり「2002日韓大会」。稲本のゴールにつながったクロスをあげましたが、その瞬間は、当然、はっきり覚えています。「ワールドカップ」は夢の舞台で、選手たちが国を背負って戦うので、楽しんで応援してほしいと思います。ふつうはシーズン終わりでの開催となりますが、今回はシーズン途中。チーム作りや戦術の習熟的にはチーム練習期間が十分とれない分、むずかしいところもありますが、選手個別のコンディションは最高かと思います。そんな最高の状態の選手たちを見て、楽しんでいただければと思います。
槙野智章<「FIFA ワールドカップ」ABEMA現地解説>コメント
個人的に今大会の注目国は、フランスです。前回大会王者であり、各ポジションには世界屈指のタレントがいます。今年のバロンドール選手、若い選手とベテランのゆう合とバランスのとれたチームだと思います。
注目選手は、そのなかから、キリアン・エムバペです。前回大会以上の活躍、そして大会得点王と、彼が、この大会でサッカーを愛する全世界の観客にどんな新しい記憶を残すか、非常に楽しみです。
このたび、現役選手と言う立場ながら、「ワールドカップ」の解説の機会をいただき、大変うれしく思います。「ワールドカップ」のすごさ、サッカーの楽しさを現役選手ならではの目線で伝えられればと思っています。
KADOKAWA
発売日: 2022/11/05