ABCテレビの1月クールドラマで、丸木戸マキによる人気コミック「僕らのミクロな終末」を実写化することが分かった。同作は、異色の終末を描く恋愛ヒューマンドラマで、主人公・仁科真澄役を瀬戸利樹、真澄の大学時代の“昔の男”・日下部律役を中田圭祐が演じる。
原作はコミックシーモア「みんなが選ぶ電子コミック大賞2023」のBL部門にノミネートされている注目作。真澄と律が過ごす地球滅亡までの10日間を、ラブあり、人間ドラマあり、ロードムービー要素ありと、盛りだくさんの要素で描き出す。
地球滅亡寸前というSFなシチュエーションでありながら、描かれるのは普遍的なラブストーリー。傷を抱えた不器用な2人の心情が交差する恋愛模様と同時に、絶望の中で奇跡を信じたくなるストーリーを展開していく。
瀬戸利樹&中田圭祐のW主演が決定
瀬戸は、2016年に若手俳優の登竜門と呼ばれる特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの主演を務め、この夏には「六本木クラス」(テレビ朝日)に出演するなど、ドラマ、映画、舞台、MVなど、さまざまなメディアで活躍を続けている。
そんな彼が演じるのは、貧乏くじばかりを引いてきた負け組サラリーマン・真澄。大学生時代に味わった失恋にひどく傷つけられ、以来何をしていても楽しくない、生きがいを感じられない日々を送る真澄が、その原因となった男・律と再会して翻弄(ほんろう)されていく様子を繊細に演じる。
また、律役を演じるのは「MEN’S NON-NO」専属モデルの中田。中田は、2014年「第29回メンズノンノモデルオーディション」でグランプリを受賞し、2016年に俳優デビュー。その後、ドラマ・映画と活躍の場を広げている。
中田演じる律は、ビジュアルという天賦の才で昔から人を引き付ける魅力があり、現在はイケメンIT社長としてメディアに引っ張りだこだが、性に奔放な性格から、多くの人を傷つけてきた。しかし、真澄だけには特別な思いを抱えていた。
丸木戸マキ×三木康一郎が二度目のタッグ
原作:丸木戸と、監督・脚本:三木康一郎が二度目のタッグを果たすことでも注目が集まる同作。
丸木戸の初コミックス「ポルノグラファー」は、「第8回BLアワード2017『次に来るBL作品ランキング』」2位に選ばれ、2018年にBL漫画として初の実写連続ドラマ化を果たし、「FOD」のオリジナルドラマとして“史上最速”で視聴数100万回を突破している。
また、SNS上での視聴者の反響が大きく、その熱量に応えるかのように、2019年に続編であり前日譚となる「ポルノグラファー~インディゴの気分~」の実写化、さらに2021年には「續・ポルノグラファー プレイバック」も映画化され、異例の支持を集めた。
今回、再びこの「ポルノグラファー」制作スタッフが集結。丸木戸が描く新たなBLの世界が、映画「トリハダ」シリーズや「弱虫ペダル」の監督を務めた三木の手で、再び立ち上がる。