福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。11月30日放送の第43回では、厳しい訓練に苦労する舞(福原)を同期の柏木(目黒蓮)が助けるエピソードが描かれた。素っ気なく攻撃的ですらあった初対面から成長し、周囲に気を配るようになってきた柏木に、視聴者からも注目が集まっている。(以下、ネタバレがあります)
舞を気遣い「部屋に来い」
第9週「私らはチームや」では、帯広のフライト過程に臨む舞たちの日々が描かれている。訓練は3人一組のチームで行われ、舞は柏木、そして水島祐樹(佐野弘樹)と行動を共にすることに。教官は、厳しいと噂の大河内守(吉川晃司)だ。
実際に機体を操縦できるのは1日1時間。第43回のフライト訓練でも舞は大河内教官にミスを指摘されてばかり。部屋でも復習に励むものの、なかなか操縦感覚がつかめない。大河内教官に厳しく指摘されたことも気になっていた。
柏木はそんな舞を見かね、厳しい口調ながら「落ち込む暇があったら打開策を考えろ」と柏木なりに励まし、訓練後の食事どきには「食べ終わったら部屋に来い。着陸のイメトレ付き合ってやる」と声を掛けた。そしてその夜、舞の操縦の欠点を一つ一つ丁寧に指摘しながら復習に付き合い、自ら打開策を示してみせた。
芽生えた同期への思いやり
航空学校の面接で初めて顔を合わせた時には、初対面にもかかわらず舞に「夢だの思いだの、頭の中お花畑か。もう君と会うことはないだろう」と感じの悪い一言を投げつけた柏木。だが入学後、宮崎での座学課程では、素っ気ない態度ではあるものの少しずつ歩み寄る態度も見せ始めた。
NHK出版
発売日: 2022/09/26