亀梨和也と山下智久が、12年ぶりにタッグを組むドラマ「ボク、運命の人です。」(毎週土曜夜10.00-10.54日本テレビ系)に出演中の満島真之介。
満島は当初、誠(亀梨)の恋のライバルとして登場したが、今では誠の良きアドバイザーとして物語を盛り上げる定岡光圀を熱演している。最終回が迫る中、定岡という役への思いや、現場での亀梨とのエピソードなどを聞いた。
――最初にドラマ出演のお話を聞かれたときの感想を教えてください。
すごくワクワクしました。連続ドラマが久しぶりでしたし、福井(雄太)プロデューサーと「ずっと何か一緒に作品を作りたいね」というお話を前々からしていたんです。さらに亀梨さんと山下さんら先輩方と一緒にいられるという喜びも大きくて、気合が入りました。
――パーフェクトな男・定岡という役。どのような役作りをされましたか?
“ただ格好いい”とか“ただ面白い”とか一本道の人ではなくて、すごく人間らしい人でありたいと思ってます。その中で、定岡のように根底で人を常に愛することができたり、誰とでもいい関係性やいい距離感でいられる人が増えるといいなという、希望を持って演じています。
定岡がインストラクターをやっていたという設定は最初から聞いていたわけではなく、台本をいただいて「ああ、そうだったんだね!」と、視聴者の皆さんと同じくらい驚きました(笑)。
――ご自身と定岡は、似ている点があると思いますか?
どの役を演じても、お芝居は自分の肉体を通して出てくるものなので、必ずどこかに自分と似ている部分はあると思います。今回は3カ月間かけて一人の役柄を構築していくに当たって、自分の持っているパワーというか、今まであまりお芝居で出したことのない明るさなどを一度投げてみたいなと思っていたんです。
それを脚本の金子(茂樹)さんも感じてくださっていて、定岡というキャラクターがどんどん飛躍していく感覚がとてもうれしいです。
――主演の亀梨さんとは共演シーンも多いと思います。満島さんから見て、亀梨さんはどのような方ですか?
ちょうど僕ら「亀梨さん山下さん世代」なんですよ。中学校や高校のときに「どっちが好き?」ってクラスで話題になっていた方なので、今ご一緒しているのが不思議です。亀梨さんは、みんなへの気配りやおとこ気がすごい方。細かいところまでしっかりと見て、委ねるところは委ねるし、戦うところはしっかり戦うという…すごく“男”なんですよね。
初共演ですが、スッと心を開けてますます好きになりました。山下さんのことも大好きですよ(笑)。
――そんな亀梨さんとの現場でのエピソードはありますか?
どんなに疲れていても、朝最初に会ったときは全力であいさつしています。「ファンタスティックモーニング」や「グッモニスタ」という僕の中のよく分からないあいさつがあるんですけど(笑) 、日に日に亀梨さんが待っていてくれるようになって! 恥ずかしがらずにやってくださるのでとてもうれしいです。
亀梨さんはとてつもなくきついスケジュールでいろんなことをやっていらしゃるはずなのに、しっかりハグして、今日もお互い頑張りましょうっていう空気を作ってくださるので感謝しています! 本当に好きになっちゃいました。
――いよいよ最終回が6月17日(土)と、迫ってきています。定岡は、そして誠と晴子は謎の男のアドバイス通り結婚できるのか。満島さんの予想は?
定岡は…僕も分かりません!(笑) 出ている人たちもどういうふうになっていくか正直分からない、そのワクワク感は見ている方々と近いですよ。「定岡は実は神に使われている使者じゃないのか?」などと、妄想を膨らませています。でも全く予想付きません!(笑)
このドラマは、もちろん誠と春子の運命が物語のメインにあるけれど、「全世界の人たち一人一人に必ず運命があるのでは?」ということが金子さんが描きたい部分だと思うんです。
皆さんがドラマを見て何かを感じて「次の日に今まで行かなかったところに行ってみようかな」という気持ちになったり、何かに出会ってみたりする…。ドラマから派生した喜びや驚きが、ドラマを見たとき以上の感動となって皆さんにフィードバックすることに、僕らがドラマを作る意味があるんじゃないかと思います。
「僕たち、運命の人です!」って。「全員そうだよ」という気持ちになってもらえたらうれしいです。
毎週夜10:00-10:54
日本テレビ系にて放送