2人での思い出は、ない…?
――2人での思い出というのはありますか?
加賀:あのう…プライベートはほとんど会わない。仕事でしか顔を合わせないっていう… (笑)。
横山:ついこの前、久々に2人でご飯に行ったよね。
加賀:それも仕事の合間だけどね。
横山:プライベートで加賀との思い出は…ないなあ(笑)。でも、相方としては最高なんですよ。2人でインターネットサイン会をしたのは楽しすぎたし。
加賀:喋りすぎて時間押して、「巻け!巻け!」ってサインが出ました。
横山:あれは今でも記憶に残っていて、一生忘れない出来事になるだろうな。
加賀:ホントに楽しかった。神回。
横山:それでもつい最近の思い出なんだよね。それこそ数年前までの記憶が全然ないんですよ。
――同じことをよく聞きますね。忙しすぎたから記憶喪失になっているって。
加賀:私、2018年から2019年夏にかけてのメキシコ、ニューヨーク、香港。台湾の海外公演はけっこう鮮明に覚えている。人狼にどハマりしたのも香港だから。
横山:そうだそうだ!
加賀:ちょっとこれ言っときたいです。ファンの皆さんはなんでモーニング娘。が人狼に夢中になっていたのか不思議かもしれないですけど、これ、香港からなんですよ。
横山:謎のブームが起きてね。
加賀:最初はワードウルフから始まって、メンバーが全員揃っているから人狼やろうよとなって、イベントの楽屋から移動バスの中でもずっとやって。で、今度はホテルで朝5時まで5回戦やって。このとき佐藤優樹さんも来たんですよ。佐藤さんは1人で過ごすことが好きだから滅多にそういう集まりには来ないのに、一番最後に部屋に来て。びっくりして、「来た!?」って声が出そうになったから。
横山:佐藤さんもそれぐらい楽しかったんだろうね。それが人狼ブームの始まりなのでした(笑)。
加賀:みんなすっぴんだったからさ。写真撮れなかったんだよね。あれ、撮っておきたかったな。
横山:公には何1つ出てないです(笑)。
苦しい気持ちは分かるからこそ、ハロプロ研修生に送る言葉
――加賀さんから横山さんに託したいことはありますか?
加賀:あります! 周りにね、ずっと言いづらかったことがあるの。それを横山に託したい。
横山:え、何? 言いづらいってさ。
加賀:あのさ、羽賀あかねさんの誕生日に、みんなでお金を出しあってプレゼントを買ったじゃん? あれ、私が立て替えたんだけど、まだ4人からしか返ってきてないのよ。
横山:ああ!! 忘れてた! すぐ返す、すぐ返すから! え、なに? それを私に集金しろって?
加賀:いいんだけど。いいんだけどさ。一応、未回収の人のリストを渡しておくからね(笑)。
横山:分かりました! 任せてください。でもこのインタビューを読んだメンバーはなるべく自主的に返済してください(笑)。
――そんな横山さん。今後グループのために考える自分の役割を教えてください。
横山:最近、モーニング娘。の色が変わってきたと感じるんですよ。16期で櫻井が加入して、13期の加賀が卒業していって。しかも今オーディション中だから、また新メンバーが入ってきたらもっと変わると思っていて。メンバーが代われば自分の立ち位置も変わるけど、それが迷走中で…。自分はどうあるべきなのかが分からないんですよね。今は上と下がいて、ちょうど真ん中なんですけど、そこでできることを考えている最中というか。1つ思うのは、やっぱりモーニング娘。の歴史、伝統を繋いでいくことで、それに関しては私みたいな真ん中のメンバーの役割だなって考えています。モーニング娘。の名前を汚すようなことは絶対にできないし、したらいけない。歴史と伝統、名前の大きさをしっかり後輩に伝えていきます。
加賀:私たちも同じように教えられてきたからね。
横山:でも難しいなあ。難しいけど頑張ります。皆さんにも見守っていただければと思います。
――これからモーニング娘。に憧れて加入を目指す子たち。昇格を目指すハロプロ研修生に向けてメッセージをお願いします。
加賀:人それぞれ自分の個性を持っていて、歌もダンスも同じ人はいないじゃないですか。そういう自分をしっかり持つことが大切で、モーニング娘。に憧れているからと言って、自分をモーニング娘。に寄せようとしなくていいと私は思います。オーディションを受ける子は自分のありのままを見せつけてほしいですね。そしてハロプロ研修生の子たちには、とにかく諦めずに頑張ってほしいです。私も5年かかって昇格して、長かったと言われるけど、期間で言ったらOCHA NORMAの米村姫良々のほうがずっと長いんですよ。研修生期間が長いのは当たり前だけど苦しいです。その苦しいと思う部分をどう受け入れるかが大事で、自分を認めて今すべきことを精一杯やってほしいです。私もそうでしたけど、進路、将来を考えて、ハロプロ研修生を辞めるという選択を考えるときが絶対にあると思います。でももしそのときハロプロでデビューするという夢を諦められなかったら、できることなら悔いが残らないように、全力でもう一度だけ立ち上がってほしいと思います。
横山:今回は16期、17期のオーディションが連続して開催されましたけど、もしかしたらその次は何年も空くかもしれません。実際私は12期オーディションを逃しているんですよね。受ける自信がなくて止めてしまったんです。それからしばらくオーディションがなくて、すっごく後悔しました。自信があるとかないとか、関係ないんですよ。落ちたからってマイナスになることなんて1つもないんだから。モーニング娘。になりたいという気持ち1つあれば十分なので、迷っている子はまず飛び込んでみてください!
■取材:文:鈴木康道
【HP】http://www.helloproject.com/morningmusume/
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