ジョージ・ルーカスが原案と総指揮を、米・アカデミー賞受賞監督のロン・ハワードが監督を務めた1988年公開の映画「ウィロー」は、当時の最先端視覚効果を用いて誰も見たことのないような剣と魔法のファンタジックな世界を描き出し、後のファンタジー作品に多大な影響を与えた伝説の作品だ。それから34年を経て誕生した、同作の続編となるオリジナルシリーズ「ウィロー」(ディズニープラスで配信中)の第3話「へべれけ子羊の戦い」が12月7日に配信。第3話では、ウィロー(ワーウィック・デイヴィス)と親友の悲しい別れが描かれ、早くも物語の転換点を迎えた。(以下、ネタバレを含みます)
エローラがさらわれ…救出へ
闇の者にエリク(デンプシー・ブリク)がさらわれ、双子の妹キット(ルビー・クルス)がジェイド(エリン・ケリーマン)、ボーマン(アマール・チャーダ・パテル)、グレイドン(トニー・レヴォロリ)、エローラ(エリー・バンバー)、そしてウィロー(ワーウィック・デイヴィス)たちと一緒に、エリクを捜す旅に出た。バリアを抜けるとそこは危険に満ちた世界。第2話は、エローラが魔法を使えるようになったと思った瞬間に黒魔術に洗脳されたバランタイン(ラルフ・アイネソン)にさらわれるという衝撃的なシーンで終了。
第3話では、エローラがいないことに気付き、みんなで捜索するがなかなか見つからない。しかし、バランタインがエローラを馬に縛り付けて連れ去ろうとしたところをジェイドが発見。ジェイドとバランタインが剣を抜いて戦おうとした瞬間にウィローが止めに入り、キットは話し合おうとしたがバランタインは仲間を連れてきていて、大乱闘に発展。ウィローが煙玉みたいな魔法を使ったが、その間にエローラはさらわれてしまう。
なんとか自力で逃げ出したエローラは、山で生活する2人の女性、ヒューバートとアンに出会う。エローラが本物の“予言の女帝”だと分かった2人は、彼女を守るためバランタインに果敢に立ち向かうが、無惨にも殺されてしまう。再びさらわれてしまったエローラだが、ウィローたちが追いつき、再び大乱闘に。
親友・サイラスの死
バランタインたちとの乱闘で負傷し、「親友を守れてよかった」という言葉を残して、ウィローの親友サイラス(グラハム・ヒューズ)が亡くなった。いざという時のために力を残しておいたウィローが魔法を使ったことで、バランタインたちを退治することができた。最期にバランタインは正気を取り戻し、剣士として成長したジェイドに「強くなったな。おまえが歩んできた道は今のためにある。仲間を守れ」と言葉をかけて息絶えた。
第2話は、危険な目に遭いながらも、エローラが魔法の呪文を学んだり、どこかまだ呑気に感じられるシーンもあったが、第3話はピンチの連続。無情にも降り注ぐ雨によって暗く重たいシーンも多く、切ない“別れ”も描かれていて、全体的にシリアスな雰囲気となっていた。まだ序盤ではあるが、大きな転換の回となったのではないだろうか。
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