俳優の大泉洋が12月10日、都内で行われた映画「月の満ち欠け」大ヒット御礼舞台あいさつに、共演の有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、メガホンをとった廣木隆一監督とともに登壇した。
第157回直木賞を受賞し、累計発行部数56万部を超える佐藤正午によるベストセラー小説を実写映画化した本作。愛する妻子を亡くした男性・小山内堅(大泉)と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角哲彦(目黒)。無関係だった彼らの人生が、瑠璃(有村)という名の女性の存在で交錯する。「愛する人にもう一度めぐり逢いたい」という思いが起こした“奇跡”が紡ぐ壮大なラブストーリーとなっている。
大泉洋「いつもより視界が高く感じますね」
ステージに登壇した大泉は「大ヒット舞台あいさつということで、気持ちが高ぶっているのか、いつもより視界が高く感じますね。2階席とか近く感じるわ」と切り出したが、目黒は「話が入ってこないです。厚底がすごすぎて。そんな厚いやつ見たことがないです」と指摘。
これに大泉が「いつもこうですよ。(目黒が)ちょっと小さくなったか? 君ちょっと忙しすぎるのかな。大丈夫か?」ととぼけると、目黒は「僕がいつも厚底履いてくるからって、さっき裏で僕に気付いてほしかったのか、厚底を履きながら僕の前まできてアピールしていたじゃないですか」と暴露した。
すると、大泉は「お前がいっつも厚底履いてくるから俺は発注したんだよ! 竹下通りで買ってきたらしいんだよ! スタイリストさんが!」と声を荒らげ、「お前、今日に限って普通じゃねえか。見ろ、有村さんと柴咲さんの横でバカみたいにでかいやつになっちゃって! 進撃の巨人みたいになっちゃったじゃないか!」とぼやいて笑い誘う。
続けて、「今日どうしても負けたくなかったんですよ。お前に勝つ最後のチャンスだったので。やった! 早くフォトセッションしたいわ」と目黒に対抗心をむき出しにした。
目黒蓮「大泉さんにぼやいてほしいなというので…」
また、本作の注目ポイントを聞かれた大泉は「目黒くん演じる三角の厚底シューズじゃないですか」と言うと、目黒は食い気味に「履いてないです!」とツッコミを入れ、大泉から「なんで舞台あいさつだけ厚底履いてくるの」と追求されると、目黒は「スタイリストさんに用意していただいたのと、大泉さんにぼやいてほしいなというので、この前履いちゃいました」と返答。
大泉は「そのせいで、今日出てくるときに足を挫いたら大変だって、それだけ気にしているんですから」と吐露すると、目黒は「階段すごく気をつけて登っていましたね(笑)」と笑い飛ばした。
なお、フォトセッションがステージ上ではなく客席で行われることを知った大泉は「座るの? 立っていいの?」と心配し、立ちで行われると分かると安堵の表情を浮かべ、フォトセッションでは足元が見えない場所での撮影となったが、得意げな表情でフラッシュを浴びていた。
◆取材・文=風間直人