那由他が怒る、隼人の「そーゆートコ」とは
数日後、SAGASで那由他の荷物の片付けを手伝う隼人に、海が「本当に宮沢側に行っちゃうと思った」と言うと、「オレが本当に那由他の邪魔するワケないじゃないすか!」あきれたトーンで彼が返した。それを聞いていた那由他が「隼人、マジでそーゆーとこある!」と、先に事情を話してくれなかったことをなじった。たしかに、先に聞いていれば、こんな無駄な仲のこじらせ方はしなかったはずだ。公哉の一件で最初に仲たがいしたときも、隼人が真意を話さなかったからだ。本当に隼人は「そーゆートコ」がある。そろそろ学習してほしいところだ…。
宮沢側から伊原の説得を頼まれた隼人は、伊原に那由他のプレゼンを直接聞いてほしかったのだ、と言った。そして「那由他ならきっと、伊原さんの心を動かすようなことをやってくれるんじゃないかと思ってた」と絶対の信頼を表し、「目新しくて、すげーカッコよかった」と、ベタぼめだった。
「ずっと“ジョン・ドゥ”でいよう」
2人は公哉の墓参りに行き、墓前で“ジョン・ドウ”の今後について話し合う。予定通りシアトルに行く隼人と、オリンピックでの採用を目指す開発中のゲームを完成させる道を選んだ那由他…。またお別れか?と思いきや、「ゲームの中は世界中繋がってるから、ゲームを作るのに同じ場所に居る必要はない」という那由他。そして、「オレは隼人と一緒にゲーム作ってたい。ずっと“ジョン・ドゥ”でいよう」と、真剣なまなざしで隼人を見つめて告げた。この展開に「えっ、プロポーズですか?」「やっぱり最高のコンビ!」とブロマンスに萌える“なゆはや”ファン。
那由他の熱い想いを感無量の表情で受け止めた隼人だったが、一転、公哉の墓に向かって「今聞いた?コイツよくこんなクサいこと言えるよね」と話しかけ、「もう1回、言ってみ」と那由他をからかった。「オレ、今、恥ずかしいけどがんばって言ったんだよ!答えろよ!」と、どう見てもイチャコラ状態で、「たまらん」「ありがとうございます」「鬼かわいすぎる」と、多くのファンを萌え殺したようだ。
“ジョン・ドゥ”は、それぞれの場所からやりとりしながらゲームを作り続ける。那由他のゲームはオリンピックに採用され、新たなアイデアもどんどん湧いているようだ。どこかから帰国して空港でガチャを回す那由他を迎えに来た、いつの間にか日本に戻ってきた隼人と海(岸井ゆきの)。“ジョン・ドゥ”はもちろん、アトムの人々との絆も永遠に続いて、今後も斬新なゲームを作って楽しませてくれるに違いない。そんな期待感が溢れた3ショットだった。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョンドラマ部
※山崎努、山崎賢人の崎は正しくは「たつさき」
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