お笑いコンビ・ウエストランドが、12月18日に決勝戦が開催された「M-1グランプリ2022」(夜6:34-10:10、テレビ朝日系)を制し、第18代王者となった。
過去最多のエントリー数7261組となった今回。激戦を勝ち抜いた真空ジェシカ、ダイヤモンド、ヨネダ2000、男性ブランコ、さや香、ウエストランド、キュウ、カベポスター、ロングコートダディの9組に加え、敗者復活戦を勝ち上がったオズワルドの計10組が激突。
ネタ順にも運命を左右され…
本番のネタ順は、2017年より導入された笑神籤(えみくじ)方式で決定。ゲストの那須川天心が毎回クジを引き、呼ばれたコンビがそのままネタを披露した。
審査員を務めたのは、立川志らく、富澤たけし、中川家・礼二、博多大吉、塙宣之、松本人志、山田邦子の7人。大吉は5年ぶりの復帰となり、山田は審査員として初登場を果たした。司会は、16回目の今田耕司、11回目の上戸彩が務めている。
決勝のファーストステージで10組がネタを披露し、その中から得点上位のさや香(667点)、ロングコートダディ(660点)、ウエストランド(659点)の3組がファーストステージを突破。
ウエストランドが18代目王者に!
ファイナルステージでは、勝ち上がった3組が新たなネタを披露。得点制ではなく、投票により6票を獲得したウエストランドが18代目王者に輝いた。
井口浩之は、相方・河本太を「こんなにせりふも少なくてネタも飛ばしたやつが大号泣してる」とからかいながらも笑顔があふれる。
河本は、涙ながらに「今年に入って相方ばかりの稼働が増えてすごくひまだった」とぼやきながらも、「さすがにチャンピオンになったのでコンビで呼んでください」と喜びを噛みしめた。
審査員の松本は「窮屈な時代だけど、キャラクターとテクニックさえあれば。夢を感じる」と、悪口を主軸に展開しながらも笑いをかっさらったその芸風を絶賛。
山田は「予選では一番つまらないと思っていた」「自分の目は節穴だった」とコメントし、志らくも「あなた方は絶対スターになります」とコメントした。
最後に井口が「自分の人生なんですけど、初めて主役になれた気がしました」とコメントすると、河本も「僕も一緒です」と乗っかり、最後まで会場中を笑顔にした。