12月18日に開催された「M-1グランプリ2022」で第18代王者に輝いたウエストランドが、優勝者記者会見に登壇。大会を終えての心境を語った。
ウエストランドは、井口浩之、河本太からなる漫才コンビ。これまでに、「THE MANZAI認定漫才師」の受賞歴があるが、「M-1」では2020年以来二度目の決勝進出。ファーストステージでは659点を記録し、ファイナルステージでは見事6票を集めた。
「もうこれで出場しなくていい」と肩の力が抜ける
井口は、結果について「もうこれで出場しなくていい」と安堵(あんど)しつつ、「M-1チャンピオンになる人生だと思ってなかったので意外」とまだ信じられない様子。一方、「まだ優勝した実感がない」という河本は、「チャンピオンですけど、(井口に)ついてきただけですから、7000組の頂点だと思ってないですね」と控えめに苦笑いした。
また河本は、優勝発表時の涙の理由を問われると、「子供ができてから涙腺が壊れまして、すぐ泣いちゃうんです。アニメでキャラクターがいいことを言っただけで泣いちゃう。『M-1』のPVも死ぬほど見まして、あれがまた…」と語り出すが、すかさず井口が「決勝の最後泣いた理由教えてくれよ早く!」と突っ込むなど、ここでも息の合った様子をうかがわせた。
「賞金の使い道について」を聞かれると、井口は「本来であれば1000万、僕が全部欲しいところですけど。なんなら僕のピンの仕事も折半にしてるんで」とこぼしながらも、「賞金はすごくありがたいですが、やっぱりチャンピオンということが一番大きい。忙しくなっても体にガタがこないように、賞金を使ってうまく体のメンテナンスをしながら、常にマッサージに行くなどぜいたくに使いたい」とこれからの活動に向けて気合を入れた。
ウエストランドが7261組の頂点に
2021年を大幅に上回り7261組の過去最多エントリーとなった今回。激戦を勝ち抜いた真空ジェシカ、ダイヤモンド、ヨネダ2000、男性ブランコ、さや香、ウエストランド、キュウ、カベポスター、ロングコートダディら9組加え、「敗者復活戦」を勝ち上がったオズワルドの合計10組が激突。
立川志らく、富澤たけし、中川家・礼二、博多大吉、塙宣之、松本人志、山田邦子が審査員を務める中、決勝のファーストステージでは、10組のうち得点上位3組のさや香(667点)、ロングコートダディ(660点)、ウエストランド(659点)がファイナルステージへの切符を手にし、ファイナルステージの審査の結果、ウエストランドが見事18代目王者に輝いた。