サッカー日本代表DFの長友佑都選手が12月21日、都内で開催された「メンタルモンスター×デュエルモンスター・トークイベント」に、MFの遠藤航選手と共に出席。今後の活動について語った。
W杯決勝戦には「エネルギーをもらった」
MCから、お互いに聞きたいことはあるかと振られると、遠藤選手は「今後どうされるんですか」と長友選手に質問。これに長友選手は「正直、この4年に全てをかけてきたので、(W杯が)終わってからサッカーのことは全く考えないようにしています。もう少し時間を掛けて『走りたい』と思うまで一旦休むって決めました。だから、今後のことはまだ未定です」と答えた。続けて「でも、決勝のアルゼンチンとフランスの試合を見たら本当に衝撃を受けて、エネルギーをもらいました。まだ考えたくないけど、すごくエネルギーをもらったとは今言えるかな」と意欲を見せた。
進退の決断時期については「全く決めていないです。自分の中から湧き出るものを大事にしたいですし『この日までに、年内までに』って時間を決めてしまうと焦りが出て、情熱のある選択ができない気がするので、しっかり休んで自分の中にあるものと会話をしながら決めたいと思います」と語った。
運動は一切していないのか聞かれると「何もしていないです。珍しいですね。今まではそこまで(休むことが)なかったんですけど、この4年間全てのエネルギーを使ってきたので、一旦休養しないとと思い。疲れている自分で決断するんじゃなくて、しっかりとエネルギーを貯めて、心が落ち着いている状態で今後の決断をします」と言い、体重については「食事の量が減るので落ちるんですよね。ちょっと痩せたかなって思います」と述べた。
妻こそ真のメンタルモンスター
また、今回のW杯で話題になった「ブラボー」と、2016年に妻・平愛梨との交際を認めた際に発した「アモーレ」の反響差については「アモーレありましたね(笑)。どこに行ってもブラボーと言われるので、アモーレ以上だなと感じています。W杯はそれだけの影響力があって、偉大な場所なんだなと思いました」と笑顔を見せた。
W杯中に妻・平の誕生日があったことで、プレーに影響したか問われると「やっぱり満足はできていないです。今までパフォーマンスに満足したことはないですし、チームもベスト8に行けなかったので。ただ、感動してもらえて恩返しはできたかなと思いますね。妻に支えられて出場できたので、妻こそ真のメンタルモンスターかなと思います」と感謝していた。
◆取材・文=大野代樹