『イカゲーム』で注目のホ・ソンテ 35歳までサラリーマン経験し夢だった俳優に挑戦 人生再最大の“賭け”明かす『カジノ』会見レポート
視聴者へのメッセージ
●チェ・ミンシク
どんな作品、どんな現場にも苦労はつきものです。ですが、どんな質の苦労なのかは、違います。本作は物理的な苦労だけではありませんでした。しかし、そんな悪条件の中でも、カン・ユンソン監督をはじめ、たくさんのスタッフ、俳優たちが、「いい作品を作ろう」「自分の役をうまく表現しよう」という強い思いで最後まで一丸となって作りあげました。期待していただきたいですし、いい結果が出てくれたらうれしいです。
●ソン・ソック
『カジノ』は、一言で言うならば、リアリティ溢れるドラマです。既存のドラマとは違う何かを感じられると確信しています。
●イ・ドンフィ
インタビューを受けるたびに「チェ・ミンシク先輩の復帰作です」「ソン・ソックさんの最新作です」、そして僕のことは思いつかないので「イ・ドンフィが出る作品です」と話すのですが、本作が僕の代表作になったらうれしいです。
●ホ・ソンテ
監督をはじめ、俳優やスタッフたちの情熱がたっぷりと込められている作品です。「人生の喜怒哀楽」全てが入っています。期待してください。
●キム・ジュヒョン
22年、23年に配信されるドラマの中でも最高のドラマになるのではないか、という確信があります。年末から新年にかけて『カジノ』を観ながら幸せな時間を過ごしていただけたらと思います。
●ソン・ウンソ
今日この場にたくさんの方がいらしているのを見て「私たちの作品を待っている方がたくさんいるんだ」と、心が温かくなりました。何か月もの間、多くの俳優とスタッフ、監督とともに作った作品に今やっと光が当たるという思いで、緊張しています。シーズン1,2が終わるまで、関心を寄せ続けていただきたいです。
●リュ・ヒョンギョン
このようにステキな作品に参加させていただき、光栄です。『カジノ』を応援してください。ありがとうございました。
●カン・ユンソン監督
二年前くらいに、チェ・ミンシク先輩とこの作品の話を初めてしたときのことを思い出すと感極まるものがあります。今日のこの日を迎えられたことをうれしく思います。多くの応援をよろしくお願いいたします。
これまでの人生においての最も大きな“賭け”とは?
これまでの人生においての最も大きな賭けを尋ねられたホ・ソンテは幼い頃からの夢だった俳優という職業に挑戦したことだと話す。
「外国の方にはあまり知られていないと思いますが、僕は35歳(数え年)までサラリーマンをしていたんです。それが人生で最も大きな賭けだったと思います」と、この賭けに出て良かったというホ・ソンテ。
一つのことを始めたら、最後まで歯を食いしばってやり遂げるタイプだという彼らしい、まさに人生の賭けを明かした。
一方の、イ・ドンフィは「僕はひどい猫アレルギーがあるにもかかわらず、猫を飼うことを決めたこと。正解でした」と茶目っ気たっぷりに告白。
猫と過ごすことで愛や生き方について改めて考えるきっかけをもらったというイ・ドンフィは、「飼い主、というより、“執事”ですね。(ホ・ソンテの方を向いて)ソンテさんも“執事”ですよね?」と、同じく愛猫家であるホ・ソンテに共感を仰いだ。
「(ホ・ソンテの飼い猫の名前は)“南韓(ナマン)”と“山城(サンソン)”でしたっけ?」と、韓国に“南韓山城”というお城があることにかけてふざけるイ・ドンフィに、呆れ顔で笑いながら「南韓とナジュです」と返すホ・ソンテ。
日本のファンに向けて、それぞれの意外な一面が垣間見える、エピソードを披露してくれた。
『カジノ』あらすじ
大田(テジョン)の駅前で新聞を売りながら貧しい幼少期を送ったチャ・ムシク。時は流れ、30代で有名な英語塾の塾長となり、平凡な日々を送っていた。
ある日、故郷の後輩が訪ねてきてカジノ・ビジネスの提案を持ちかける。そして後輩と共に釜山(プサン)のカジノバーを訪ねたムシクは、カジノ経営に可能性を見いだす。
やがてムシクは本格的に経営を始めるために、大田の古びたバーを買い取り、カジノバーに改装する。優れた商材と並はずれ度胸のおかげで、韓国のカジノ界のトップまで上り詰めるが、とある事件をきっかけにすべてを失う。
それでもあきらめずに、人生をかけて再起を企てるムシクは東南アジアに陣地を移し…。「カジノ王」になる一人の男の人生波乱万丈物語。