日々さまざまなエンタメ情報を扱うWEBザテレビジョン編集部。そんな編集部員たちが、面白かった番組・気になる番組を毎月シンプルに紹介していく連載。ぜひあなたのテレビライフに役立てていただければ幸いです。
編集長K「エルピス―希望、あるいは災い―」(カンテレ/フジテレビ系)
最近のドラマではあんまりなかった硬派な内容で、物語がおもしろいのに加えて、若手ディレクター・岸本拓朗を演じる眞栄田郷敦さんの芝居がいい。ボンボンだけど追い詰められて必死になって、人が変わっていく姿は、見ていて気持ちが乗っかる芝居をしていると思います。小説を読んでいるような気持ちで見られるドラマで、毎週楽しみにしています。
副編集長S「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」(フジテレビ)
元々「とんねるずのみなさんのおかげでした」内の企画だったものが独立した番組になっているわけですが、やっぱり面白い。モノマネを披露した後すぐ下に落ちるという、他のモノマネ番組とは違うフォーマットが確立されているから、ニューウェーブが出てきてバッとウケて賞を取りやすい。今回だと伊集院光さんのモノマネをしていたMABさん、自分は初見でしたがとても面白かったです。クオリティが高くて、今後も続いてほしい番組。
副編集長H「M-1グランプリ2022」(ABCテレビ)
今年の結果は「人を傷つけない笑い」がメインストリームになりつつあることへのカウンター的な印象もやや受け、人によって感覚が大きく異なる「笑い」というものを審査する賞レースの難しさを改めて感じました。何にせよ、それでも「M-1」に挑むお笑い芸人の姿は毎年本当にカッコいい。個人的には真空ジェシカがめちゃくちゃおもしろかったです。
編集U「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」(テレビ大阪)
毎回本の著者を1人招き、さらば青春の光の2人が話を聞くという番組で、知識欲の部分も満たされつつ、2人がちょっと下世話なネタにも持って行ったりするバランスの両立がおもしろい。森田さんも東ブクロさんも、聞き上手ですし頭の良さを感じます。
編集F「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ)
「うわっ!ダマされた大賞」(日本テレビ)も好きなんですが、どちらも同じ人を繰り返しドッキリにかけていて、ドッキリでスタータレントを作っているなあと思います。昔は長尺で大作のドッキリが多かった気がしますが、「ドッキリGP」は「秒でドッキリ」というコーナーがあって、ショートコンテンツ時代に適応しているのかなと思います。番組をどのタイミングで見始めても入れるのもいいですね。毎週見ていても飽きない番組です。
編集N「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日)
カニササレアヤコさんがゲストの回(12月19日放送)がおもしろかったです。YouTubeでバズった動画を見たり、「細かすぎて伝わらないモノマネ」で「雅楽モノマネ」を見たりして、この方は何をしている方なんだろう…と何となく気になっていたところだったので、すごくちょうどいいゲスト選定だなと思いました。
編集Y「君の花になる」(TBS)
最終回を迎えてしまいましたが、「君の花になる」は売れていなかったアイドルの8LOOMが、最後には事務所を代表するアイドルにまで成長していくという物語で、ドラマを見ているうちに8LOOMのことを自然に好きになれました。楽曲も8LOOMとしてリリースしていて、そのやり方もうまいなと思いながら毎週楽しみにしていました。
編集S「デブとラブと過ちと!」(TOKYO MX)
3時のヒロイン・かなでさんが、記憶喪失で超ポジティブ思考になった女性を演じているドラマです。12月19日の放送はポジティブになる前の状態に戻ったかなでさんの演技が見られたのですが、明るいときのかなでさんの演技は芸人としての姿に比較的近いのに対して、暗いときの演技はギャグとしての暗さではなく、すごくシリアスで、振れ幅がすごいなと思いました。来週が最終回なので寂しいです。
編集U「トークィーンズ」(フジテレビ)
King & Prince・高橋海人さんがゲストの回(12月15日放送)では、丸文字を書く女性とは付き合えないとか、男友達とごはんに行ってる時点で別れるとか、わりと過激な発言をしていておもしろかったです。この回に限らず、癖の強いレギュラー女性陣に囲まれることでゲストの恋愛観が掘り下げられ、自分もそこに加わって女子会をしているような気持ちで見られます。俳優さんは役を通じたイメージが付きやすいですが、番組を通じて本人の素が見え、番組終わりに印象が変わっていることがあって興味深いです。
動画担当T「ぼっち・ざ・ろっく!」(TOKYO MXほか)
よくTwitterトレンドに入っていて、話題になっているなと思って最終回前に一気見したんですが、「けいおん!」のような作品かと思ったら、色々なバンドや作品のパロディが散りばめられていて、幅広い年代に刺さるネタが隠れている。思わず発見したものをツイートしたくなるし、Twitterで盛り上がるようにすごく考えられた作品だと思います。
気になる番組はありましたか?それではまた来月!