サッカー日本代表MFの遠藤航選手が12月21日、都内で開催された「メンタルモンスター×デュエルモンスター・トークイベント」に、DFの長友佑都選手と共に出席。日本代表キャプテンへの興味について語った。
5番目にいいイメージがあった
長友選手から、キャプテンへの興味を問われた遠藤選手は「興味があるかないかで言ったらあります。でも、キャプテンっていうのはなりたいと思ってなれるわけじゃなくて、周りの選手や監督から信頼されている選手がやるべきなのかなと思っているので。もちろんそれが自分であればそんなに光栄なことはないですし、チャレンジしたいなと思います」と意気込んだ。
続いて、今後の活動については「また4年後のW杯に出場することを目標にしたいなって思います。そのために1年1年が勝負だと思いますし、いろいろな代表として競争がある中でやっていかないといけない覚悟を持って、まずは所属クラブに帰って頑張っていきたいなと思いますね」と述べた。
また、クロアチア戦のPKが、自身に順番が回ってこずに終わったことについて「個人的には蹴りたかったです。蹴れなくて残念ですし、負けてしまった悔しさの両方がありました」と回顧。順番は挙手制だったとのことで、5番目に蹴りたかった理由は「5番目で蹴ったことがあって、僕が決めてルヴァン杯優勝したので、いいイメージが5番目にあったんです。東京オリンピックの時も5番目で、その時は麻也(吉田)さんが決めて勝利したので僕は蹴らなかったんですけど」と説明した。
自著は富安選手に渡したい
また、同イベントの内容にちなみ、自著「DUEL(デュエル) - 世界に勝つために『最適解』を探し続けろ」を日本代表メンバーの誰に渡したいか尋ねられると「冨安(健洋)です」とコメント。「彼は結構(メンタルが)ガラスなんですよね(笑)。ルーティンを持っていて、怪我が多いとルーティンを変えたりするんですけど、それで車を変えちゃうくらいですから。あと、メンタルの部分では、結構ポジティブなことは言うけど『本心で言っているのか?』っていうことが多いので、この本を読んで強くしてほしいなって思います」とメッセージを送った。
ほか、4人の子どもを育てる上でのメンタルの持ち方については「子どもなので感情をコントロールしろとは思わないし、泣きたかったら泣いていなさいって思います。普段はあまり怒らないんですけど、意図的に怒ったりすることもあります。息子は一回がつんと言ったらビビるので。でも、娘はちょっと難しくて、強く言っても言い返してきたりしますね」と話していた。
◆取材・文=大野代樹