福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第59回が12月22日に放送された。入社が延期になって不安な舞(福原)に祖母の祥子(高畑淳子)がかけた言葉が、視聴者の心をふるわせた。(以下、ネタバレがあります)
「自分の気持ち、ちゃんと言えてる?」
航空学校を無事卒業した舞(福原)。福岡の航空会社に内定をもらったものの、リーマンショックの影響で入社が1年延びてしまった。第12週「翼を休める島」では、その間、舞が長崎・五島で祥子の手伝いをして過ごす日々が描かれている。
第59回では、祥子の家に舞の幼なじみ・貴司(赤楚衛二)が訪ねてきた。漁港やミカン畑、遺跡発掘現場などで働いているという。「祥子さんに、周りに合わせんでよかって言われて、ちょっとラクになったんです」と話す貴司もまた、祥子の言葉に救われた一人だ。
繊細な貴司は、舞の様子を気にかけていた。新聞の“失職”“内定取り消し”といった文字に不安を感じている舞に、「舞ちゃんは自分の気持ち、ちゃんと言えてる?」と声を掛け、「しんどなる前に吐き出した方がええで」と優しく促した。
「ばんばの言葉」に集まる共感
その言葉に背中を押されたこともあってか、その夜舞は、「ホンマは、入社延期になったん、ショックやった」「ホンマに一年の延期で済むんかなぁ」と、祥子に素直な思いを打ち明けた。
NHK出版
発売日: 2022/09/26