ジョージ・ルーカスが原案と総指揮を、米・アカデミー賞受賞監督のロン・ハワードが監督を務めた1988年公開の映画「ウィロー」。当時の最先端視覚効果を用いて、誰も見たことのないような剣と魔法のファンタジックな世界を描き出し、その後のファンタジー作品に多大な影響を与えた。同作の続編となるオリジナルシリーズ「ウィロー」(ディズニープラスで配信中)の第5話「ワイルドウッド」が、12月21日に配信された。第5話では、“真実の果実”によって仲間たちの本音が明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)
前回、ノックマール城で救世主エローラ(エリー・バンバー)を“十三夜の儀式”から逃がすことに成功し、忌まわしきノックマールを後にしたウィロー(ワーウィック・デイヴィス)、キット(ルビー・クルス)、エローラ、ジェイド(エリン・ケリーマン)、ボーマン(アマール・チャーダ・パテル)、グレイドン(トニー・レヴォロリ)。
しかし、ホッとする間もなく新たな敵が来襲。敵の目的は、エローラを捕まえ、それ以外の者を殺害すること。力では敵わないことが分かり、ウィローたちが選択したのは、魔性の森と呼ばれている“ワイルドウッド”に逃げ込むことだった。敵もワイルドウッドのことを知っているのか、中に入ってこなかったので一安心、と思いきや、さらなる別の敵に遭遇する。
ジェイド&ボーマンと因縁のある者たち
この森の中にいたのは“ボーンリーバー”と呼ばれる者たちで、ジェイドにとっては家族を殺害した憎き仇。ボーマンに関しては、元々ここの仲間で、死んだものと思われていたようだ。
これまでの物語の中でダヴが救世主エローラだったとか、いろいろと驚きの真実が判明するシーンが多かったが、ここでも新たな衝撃的事実が。ボーンリーバーはジェイドの親の仇ではなく、ジェイドはそこを統率しているスコーピアの妹だということが分かった。エローラの場合、腕に印があったわけだが、ジェイドはうなじに印があり、スコーピアに首をはねられそうになった時にそれが見えて、助かったどころか、歓迎を受けることとなった。
今回の重要アイテムとなったのは“真実の果実”。ジェイド歓迎の宴の中でみんなに配られた謎の果物があり、どうやらそれを口にすると真実を話してしまうらしい。今の人間関係をちょっと整理すると、グレイドンはキットの婚約者だが、グレイドンはエローラに夢中。エローラはノックマール城で“十三夜の儀式”にかけられそうになったこともあって、グレイドンを避けている。グレイドンの術を解く時に、彼が兄を木の上から落とした場面を見たので不信感を抱くようになっていたから避けたくなる気持ちもよく分かる。
一難去ってまた一難…
キットとエローラも腹を割って話すことができた。“あなたは邪悪ってほどじゃないけど、ただ少しいじわる”“あなたは思っていたほど役立たずじゃない”と若干ヒドい本音を言い合うが、これは真実の果実のせいということで。エローラは、キットがジェイドのことが好きだと分かっていて、というか、周りのみんなが知っているが、キットは頑なにそれを認めない。正直に話したことで、流れでキットがエローラに恋愛相談をするところはちょっとホッとできる場面だった。そのアドバイスが生かされて、キットはジェイドに謝り、これからも一緒にいたいという思いを伝えた。ジェイドもキットの言葉と思いを受け入れ、“10秒後にキスする”と宣言。二人の距離が縮まり、わだかまりが溶けようとした瞬間、キットがトロールに連れ去られ、またしても一難が。
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