12月23日、紀伊國屋書店新宿本店にて、「フレップとファイターズガールがおしえる きつねダンス公式振り付けBOOK」(ワニブックス)の増刷記念イベントが行われ、ファイターズガールの滝谷美夢、讃岐花笑、工藤彩音が華麗なダンスを披露した。
ファイターズガールが披露する「きつねダンス」とは
きつねダンスは、北海道日本ハムファイターズを応援するマスコットキャラクター「フレップ・ザ・フォックス」と「みみカチューシャ」と「しっぽ」を付けたファイターズガールがホームゲーム(主に札幌ドーム)でのイニング間にノルウェーの男性コメディアン兄弟によるデュオ「Ylvis」(イルヴィス)のキツネを題材にした曲「The Fox」に合わせて踊るチアダンス 。
一度聴いたら忘れられない音楽と覚えやすい振り付けで、ファンや選手だけでなく、芸能界でも人気が沸騰。きつねダンスは、2022年の「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに選ばれるほどの社会現象を巻き起こした。公式ブックでは、きつねダンスを写真付きで分かりやすく紹介しているほか、ダンスの誕生秘話、ファイターズガールのフォトコレクション、さらに衣装の秘密も公開している。
振り付けBOOKについて「私達の本が書店に並ぶなんて、想像もつかなかった」
きつねダンスについて滝谷は「試合のイニング毎に踊っているダンスが、こんなに沢山の方に、試合以外でも楽しんで頂いていることに嬉しいなって思います」というと、讃岐は「きつねダンスの本を沢山の方に手にとって頂いて、ダンスだけでなく私たちファイターズガールのことについても沢山知って頂いて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」というと、工藤も同調。3名とも声を弾ませながら、感謝の意を表現した。
振り付けBOOKの話が来た時、滝谷は「私達の本が書店に並ぶなんて、想像もつかなかったです。本を制作して頂くからには、私達もきつねダンスをもっと極められるように頑張らないとって思いました」というと、讃岐は「撮影している時は3人で『本当に出るのかな』と心配だったんですけれど、今、増刷までして頂いてありがたい気持ちでいっぱいです」と頬を緩ませた。それにつられたのか工藤も「紙の本になるというお話を頂いた時は最初ビックリしたんですけれど、嬉しかったです」と満面の笑みをみせた。
撮影時スローモーションのように踊って大変だったというエピソードを披露した3人。踊りのポイントについて問われると、「肩を前後に動かす部分が皆さん苦戦すると思います。肩甲骨を寄せながら是非動かしてほしいなって思います」(滝谷)は実際に動かしながら、ポイントを解説した。
スタジアムで踊っている時、スタンドで踊っている人の姿を見かけるとのこと。そして「日に日に踊ってくださる方が増えているのを、私たちも感じていました」(滝谷)と、人気の高まりを感じていたことを明かすと、「もともとイニング間というのはお手洗いや買い物に行かれる方が多い印象だったんですけれど、今年は後半戦になるにつれて、きつねダンスだけでなく、色々なパフォーマンスに注目してくださったので、私達もいつも以上に頑張るぞっていう気持ちでパフォーマンスをすることができました」(讃岐)と同調。「イベントでも小さなお子さんが耳を付けて可愛く踊る方が増えて、凄く嬉しかったです」(工藤)と語った。
東京のファンの前で踊ったことについて讃岐は「東京の方がこんなに集まってくださるとは思っていませんでした。さらに福岡から来てくださったり、北海道から着ましたと言ってくださる方が本当に多くて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました」と感謝を述べた。来年の抱負を尋ねられた3人は一様に「新球場のエスコンフィールド北海道は夢の球場なので、凄い球場に負けない位に進化し続けて皆様に楽しいパフォーマンスをお届けしたいです」と、より成長する決意を語った。
◆取材・文:栗原祥光