ドラマや映画などの出演作を見終わったときに「頑張り屋さんのいい娘だねぇ」「キラキラした笑顔を見ると元気が出るね」という印象が残る役者さんがいる。いわゆる、視聴者から“好感度”というお土産を山積みにして持ち帰るような人。昨今で言うと上白石萌音はそのポジションにいるだろう。1月4日にディズニープラスでの配信も始まったドラマ「恋はつづくよどこまでも」(2020年、TBS系)は上白石が愛され力の持ち主であることを再確認できる作品だ。
演技に音楽、多分野で大忙し
1998年1月27日生まれの上白石は、2022年も大活躍だった。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021-2022年、NHK総合ほか)の初代ヒロイン役も記憶に新しい。朝ドラ史上初となる3人のヒロインがバトンでつないだ100年のファミリーストーリーで、ラジオ英語講座が題材なだけに上白石は流暢な英語を披露していた。ジブリの名作を舞台化した「千と千尋の神隠し」で橋本環奈とダブルキャストで千尋役を好演し、さまざまなメディアやSNSで2人の仲の良さを目にすることも多かった。
俳優としてドラマ、映画、吹き替え、舞台と幅広く活動するだけでなく、アーティストとして「紅白歌合戦」(2021年、NHK総合ほか)に出場するなど、音楽活動も忙しい。2023年1月25日(水)には初の東京・日本武道館ライブを控えるなど、どの分野も到達点の高い位置まで活躍できる人なのだろう。そんな上白石が、ピュアで頑張り屋さんなヒロインを好演したのが、佐藤健との息ピッタリな演技も話題になったラブコメ主演作「恋はつづくよどこまでも」である。
新人看護師とドS医師のラブコメ“恋つづ”
“恋つづ”の愛称で多くの視聴者に親しまれた「恋はつづくよどこまでも」の原作は、小学館「プチコミック」で連載されていた円城寺マキによる同名漫画。新人看護師・七瀬(上白石)が憧れの医師・天堂(佐藤)に振り向いてもらえるよう、仕事も恋も全力で頑張るというストーリーで、テンポのよい“胸キュン”展開にハマる視聴者が急増した。Official髭男dismの歌う主題歌「I LOVE...」と共に、“キュン”とするシーンを覚えている人もいるだろう。
七瀬が恋してやまない天堂先生は、超ドSのクールガイ。ナースや他の医師からは“魔王”と呼ばれ、その厳しさに皆、震え上がるような存在だったのだが、役立たずの新人・七瀬が天堂の心を徐々に柔らかく溶かしていった。「岩石」「邪魔だ」などと言われるだけだった七瀬が、好きな気持ちを真っすぐに伝えるうちに2人の距離が近付いていくのが“キュン”の要因だろう。
例えば、第4話では七瀬が元患者の男に襲われそうになる事件が発生し、天堂が救うという展開になった。怪我をした七瀬が倒れ、遠のく意識の中で「先生と恋人同士みたいに、手つないでデートしたりキスしたり…」と願いを告げ、「何度でも、何百回でも言います。先生が…大好きです」と告白。実は、七瀬が睡眠不足状態であったため“寝落ち”しただけで、すぐに回復したのだが、「キスでもデートでもしてやる」と約束した天堂から突然「これは治療だ」とキスされるシーンが話題となった。
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