犬飼貴丈はダンスと数学が苦手!?
――お二人は初共演ということですが、お互いの印象はいかがですか?
犬飼:すごく気さくで、お話が楽しくて、気もすごく回る方です。僕より2つ年下のはずなんですけど、僕が年上に甘える感覚になってしまうような、それくらい気の回る素晴らしい方だなと思います。
矢作:一見クールそうに見えて、実はおちゃめな部分があって、親切でいつも紳士的です。椅子を持ってきてくれます(笑)。
犬飼:昨日学んだんです。女性を立たせてはいけないって(笑)。
矢作:レディーファーストで紳士的な方です!
――現場の雰囲気をお聞かせください。
矢作:オープニングのダンスを撮るときに、北野日奈子さんや、元々クラシックバレエをやっていらっしゃった大谷麻衣さんなど、ダンスが得意な方々がいて、私があまり振りが入っていないとその度に教えてくれて、みんなで和気あいあいと一緒にダンスを覚えました。
――犬飼さんも一緒に練習されたんですか?
犬飼:僕は独学で、家でひたすら練習しました。自分は器用貧乏だと思うところがずっとあったのですが、いかんせんダンスと数学はずっとできなかったので(笑)、すごく不安でした。本番は、矢作さんたちが踊っているのを見て、なんとかもっていけたと思います。
――撮影で印象に残っているシーンがあれば教えてください。
矢作:最初のほうに出てくる佐京の家のシーンです。ベッドが気持ち良すぎて、一人でずっと寝ていました(笑)。映像でうつろな目をしているのは、本当に眠かったからだという裏話があります(笑)。
犬飼:やっぱりダンスが一番印象に残っています。僕自身ダンスが苦手だというのもあって、一番緊張したところでした(笑)。出来上がりが不安で、今一番ドギマギしています。
心理学や脳科学の観点からも勉強に
――心理学や脳科学を生かしたテコ入れが痛快ですが、一番勉強になったテーマはありますか?
矢作:紺野社長(山崎銀之丞)に佐京さんと人見が怒られるシーンがあるんですけど、そこで佐京さんがあるテクニックを使うんです。まずは相手を上げて自分を下げるといった手法で、目上の人に使うにはいいなぁと思いました(笑)。会社勤めされている方にはとても使えると思うので、ぜひ注目していただきたいです。
犬飼:高円寺さん(大谷)に人見さんがアンガーマネジメント(怒りの感情と付き合うための心理トレーニング)を指導する回があって、それは勉強になりました。怒りを感じたら6秒待つという方法なんですけど、確かに、思い返してみても怒りのピークってそんなに長くはないなと思って、実践してみようと思いました。