ジョージ・ルーカスが原案・総指揮を、米アカデミー賞受賞監督のロン・ハワードが監督を務めた1988年公開の映画「ウィロー」。その続編となるディズニープラスのオリジナルシリーズ「ウィロー」の最終回となる第8話「ワームの子供たち」が1月11日に配信され、“愛の力”によって終幕。同時にこれは壮大な物語の始まりに過ぎず、まだまだ続くことを匂わせた終わり方に、“ウィロー”ロス以上にさらなる続編への期待が高まった。(以下、ネタバレを含みます)
洗脳されてしまったエリク
“砕けた海”の果てに到達したウィロー(ワーウィック・デイヴィス)たち。捕らわれたエリク(デンプシー・ブリク)のいる不滅の都市に行くため、まずはエリクの双子の妹・キット(ルビー・クルス)とエリクの恋人・ダヴことエローラ・ダナン(エリー・バンバー)が抱き合いながら滝になっている“果て”に飛び込んでいった。そして2人はエリクと再会を果たすも、エリクの話を聞いていると、どうやらクローンに洗脳されているよう。「彼女はとても魅力的。でも怒ると怖いんだ」という有り様で、キットとエローラが何を言っても届かない。
一方、砕けた海の果てにいるウィロー、ジェイド(エリン・ケリーマン)、グレイドン(トニー・レヴォロリ)、ボーマン(アマール・チャーダ・パテル)の4人は飛び込もうかとどうか迷っていた。しかし、ジェイドは愛するキットのために、グレイドンはエローラのためにと意を決して飛び込んだ。遅れてボーマンも飛び込んだが、ウィローは「みんなを頼む」と言って来た道を引き返していった。ジェイド、グレイドン、ボーマンも不滅の都に到着。キットたちが入っていった建物の前まで来るが巨大な砂嵐によって3人は石化してしまう。
またまた幻想の世界へ
建物の中、キットとエローラが光の中に入っていくと、そこには穏やかで平和な光景が広がっていた。ノックマールでもいろんな幻覚が現れて“自己との戦い”となっていたが、ここも同様に自分自身との戦いが必要な場所となっている。キットは母・ソーシャ(ジョアンヌ・ウォーリー)と話し込み、エローラはエリクと楽しげに会話を弾ませ、エリクはエローラに結婚を約束し、エリクも飲んだ水を飲ませようとする。そんな時、キットに話し掛ける父・マッドマーティガンの「エローラの剣となり、盾となれ」という声が聞こえる。しかし、キットも石化してしまう。
その後開かれたエリクとエローラの結婚式。石化したみんなも参列している。でも、エローラは誓いのキスの直前に「もう冷めたわ。あんたも彼らもワームとやらも私に無理強いすることはできない」ときっぱりと拒否。
クローンがあの手この手でエローラを取り込もうとするが、そこにさっそうと現れたのがウィロー。「彼女の名前はエローラ・ダナン。カイメリアの末裔、未来の女帝、ハイプリーステス。9つの領域を統べる魔法使い」とエローラを改めて紹介し、「まったく、なんたる有り様だ」と叱責すると、魔法を唱え、その幻想の世界を吹き飛ばした。現実世界にエローラが戻り、キットたちも石化が解け、本性を表したクローンと直接対決に。
しかし、エローラにはまだまだ迷いがあり、確固たる信念が足らないため、魔力が足らない様子。そこに登場したのがグレイドン。エローラを愛しているからこそ、迷いがなく、強い魔力を発揮することができた。しかし、クローンを倒すまでには至らず、光の向こうへと弾き飛ばされてしまった。
グレイドンが弾き飛ばされてしまった悲しみと怒りで、エローラが覚醒。魔法の杖を折られ、捨てられても、体から直接魔法を出すことが可能となった。助けに来てくれたウィローに「なぜ来てくれたの?」と尋ねると、「僕の居場所は君の隣だ」とウィローが答えた。その言葉は心強く、エローラに勇気を与えた。
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