福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第71回が1月13日に放送され、交際中の舞(福原)と柏木(目黒蓮)に衝撃の展開が待ち受けていた。舞と柏木の選択に視聴者からも驚きと戸惑いの声が上がり、関連ワードがSNSのトレンドを席巻(せっけん)した。(以下、ネタバレがあります)
「好きだった」
福岡の航空会社「ハカタエアライン」にパイロットとして内定をもらった舞だったが、リーマンショックの影響で入社が1年延びてしまった。第15週「決断の時」では、大黒柱だった父・浩太(高橋克典)を失い身売りの危機に瀕した「IWAKURA」で働く舞の姿が描かれた。
工員たちの思いを目の当たりにし、めぐみ(永作博美)は工場を売らず、自分が社長になって会社を立て直すことを決意。だが、現実は甘くない。新規の取引受注どころか、得意先から仕事を引き上げられてしまい、“最後の手段”だったはずの社員のリストラをしなければならない状況に陥った。
「今の私にとっての一番大事なこと」
第71回では、めぐみを支えるため必死に働く舞を、柏木が訪ねてきた。
柏木に「お母ちゃん助けて、工場、立て直したい。それが、今の私にとっての“一番大事なこと”や」ときっぱり伝えた舞。
パイロットになる夢よりも、柏木との恋よりも、今はただただ工場を守りたい。柏木をまっすぐ見つめる眼差しに、舞の決意がにじむ。無念の思いで退職勧奨に応じた小森(吉井基師)らの姿も、その思いを強くしたに違いない。